MEIZU製スマートフォンにはリージョンIDが設定されており、ファームウェアはリージョンIDを確認してからインストールを行います。
そのIDは中国版と国際版で違っており、国際版のスマートフォンであれば中国版のファームウェアをインストールする事ができるのですが、中国版のスマートフォンでは国際版のファームウェアをインストールすることが出来ません。
今回はMeizu M6 NoteをマスターIDとなる国際版のリージョンIDに変更出来るようにします。
※注意(Attention)
この方法は、スマートフォン内部を書き換えます。
ファームウェアをインストールしても直らない領域を書き換えますので、全ての操作は自己責任でお願いします。
ReaMEIZUに書かれてある通りに行って、スマートフォンが故障してもReaMEIZUは責任を負いません。
準備
- adb環境の整ったPC(Windows 10でも可能)
- 中国版のMeizu M6 Note
- こちらからchidm6n.sh
作業
- Root権限の取得
- chidm6n.shを実行
- グローバルファームウェアをインストール
①. Root権限の取得
Flymeアカウントを取得し、Settings->Fingerprint & security->Root permissionの順でアクセスし、Root権限を取得します。
今回の方法ではSuperSUは必要ありません。
②. chidm6n.shを実行
ターミナルアプリをインストールし、以下のコマンドを入力します。
1回目 M6Note:/ $ su enter main start command :am start -a android.intent.action.MAIN -n com.android.settings/com.meizu.settings.root.FlymeRootRequestActivity --ei uid 2000 --ei pid 26388 > /dev/null M6Note:/ # 2回目 M6Note:/ # su enter main start command :am start -a android.intent.action.MAIN -n com.android.settings/com.meizu.settings.root.FlymeRootRequestActivity --ei uid 0 --ei pid 26414 > /dev/null M6Note:/ #
“uid 0”になっていることを確認して更に以下のコマンドを入力します。
M6Note:/ # cd /sdcard M6Note:/ # sh chidm6n.sh . . Root permision granted, BUT REMEMBER !!! . You should execute [su] twice for [uid=0]. . . Device with chinese [ID] - 72101001 . Do you want to change it to global [ID]? (y/n) y . Now we are changing to global [ID] ... . We are finished, now [ID] is set to global. . Checking ... . 72151002 M6Note:/ # reboot
yを選択するとリージョンIDが変更され、nを選択するとリージョンIDはそのままになります。
リージョンIDはスマートフォン内部領域に位置していますので、もしブリックしてしまった場合ファームウェアを再インストールなどの方法では復活できなくなります。
③. グローバルファームウェアをインストール
こちらからMeizu M6 Noteのグローバルファームウェアをダウンロードし、内蔵ストレージ直下に“update.zip”として保存します。
電源を切り、電源ボタン+ボリュームアップボタンを長押しするとMEIZUのリカバリーが表示されますので、双方にチェックを入れてインストールします。
再起動したらグローバルファームウェアに変更されていますので、そのまま利用して下さい。
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