Alibabaが様々なタイプに対応したオペレーティングシステム「YunOS 6」を2017年6月10日に発表しました。
YunOSはセキュリティに力を入れているOSで、中国では珍しく公式の方法でRoot権限の取得が出来ません。
更に、数多の機種のRoot権限を取得してきたKingrootでも太刀打ち出来ない場合もある非常に強固な作りとなっており、中国国内ではこのOSを搭載した機種のみで決済をするという方も珍しくはありません。
今回発表されたYunOS 6は15秒で起動したり、次世代通信規格の5Gに対応させたという機能的なものから、UIを大幅に変更したという視覚的なものもアップデートが行われています。
特に力を入れているのはスマートフォンにおいて非常に大事な部分となったカメラ技術への対応となっています。
AlibabaはMeizuに多額の出資をしており、出資の見返りとしてYunOSをFlyme OSに組み込んだFlyme powered by YunOSを搭載した機種を発表しています。
2015年から初期搭載した機種が発表され始め、2017年にはFlyme 6のFlyme powered by YunOSを搭載したMeizu M2 Eを発表しています。
発表会ではパートナーシップを画面いっぱいに表示をしていますが、何故かMeizuのロゴが見当たりません。
中国国内においても有名なメーカーの小辣椒(Xialaojio)、DOOV、SOPのロゴは見当たります。
何故ロゴがないのかというのはわかっておらず、直近にYunOS搭載モデルを発表しているのでパートナーシップが切られたという可能性は低いと考えています。
今後もAlibabaとMeizuの関係を注視したいと思います。
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