今や誰もが知る企業となったvivoですが、過去にvivo Xplayシリーズを展開していたことはご存知でしょうか。Xplayシリーズを展開していた時は日本ではあまり知名度がない知る人ぞ知る企業だったような気がします。
vivo Xplayシリーズは当時の最先端の技術を集結させたフラッグシップ製品として展開されており、2013年5月にSnapdragon 600を搭載したvivo Xplayの発表を皮切りに、魅力的な製品を多く発表します。
次に発表された2013年12月に発表したvivo Xplay3Sは、2K (1440p)解像度のディスプレイを初採用し、注目を集めますが当時としては手の届かない高価格な3498元 (Xiaomi Mi 3は1999元)で販売されたので、多くの人たちの手元に届く製品ではありませんでした。
その後、いくつか歳月が流れて2016年2月にはvivo Xplay5とvivo Xplay5Sを発表し、後者は今では足りない容量ですがRAM 6GBを初搭載した製品となりました。価格は4298元とさらに高価になり、スマートフォンはいったいいくらまで価格が上昇するのかとの噂も流れました。
最後の製品となったvivo Xplay6は2016年11月に発表され、Snapdragon 820とRAM 6GBを共存させました。この他の部分としては2K (1440p)ディスプレイと1200万画素+500万画素のカメラを採用・搭載しました。
そういった流れがあってGeekbench 4に登場したvivo Xplay7は脈々と築き上げたvivo Xplayシリーズの最新製品となるので大きな期待が寄せられましたが、残念ながらこのvivoの製品が発表されることはありませんでした。
今では私にも知識がついたのでGeekbenchの開発者コードを利用して詳しく見ると、どの企業が開発したのかわかりやすいビルド番号にMeizuが開発・提供するFlyme 6.3.0.0Aが記載されていました。ということは、vivo Xplay7は悪意のある人によって偽装された製品で、vivoは開発すらしていなかったことになります。
ちなみに搭載しているSoCはMT6799ことHelio X30で、RAM容量が4GBなのでMeizu PRO 7-Hを偽装したと判明しました。メディアがXiaomiやvivoの新製品だと飛びつくように悪意のある人が偽装することはありますが、それがMeizuのユーザーから出たのは非常に悲しいです。
今回、vivo Xplay7が悪意のある人によって偽装された製品と判明したため、Helio X30を搭載したのはMeizu PRO 7-H (高配版)とMeizu PRO 7 Plus、Meitu V6のわずか3機種だけと確定しました。