UNISOCがT7300の上位版を開発中、CPUが最大2.42GHzまで上昇

UNISOCがT7300の上位版を開発中、CPUが最大2.42GHzまで上昇

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ミドルレンジからエントリー帯に強い影響力を持つ中国のUNISOC (紫光展鋭)が、2025年7月に発表したT7300の上位版を開発していることがわかりました。UNISOCはワイモバイルから販売されているnubiaの一部の製品に搭載されており、日本でも知名度を上げつつあります。

 

すでに発表されているT7300はTSMCの6nmプロセスで製造された製品で、CPUは最大2.21GHzのCortex-A78を2基と最大2.04GHzのCortex-A55を6基を組み合わせた構成、GPUは最大950MHzで動作するMali-G57 MC2を採用しています。初搭載したのはitel SUPER 26 Ultraですが、日本ではALLDOCUBE iPlay 70Eが有名でしょうか。

 

今回、Geekbenchに掲載されている情報によると、CPUの構成は共通しているものの、それぞれが最大2.42GHzと最大2.18GHzに上昇し、GPUも最大1050MHzまで上昇していることがわかりました。CPUとGPUの性能向上が確定的のため、上位版を開発していると考慮して問題ないでしょう。

 

具体的な性能はUNISOCが発表し搭載製品が市場に出るまでは不明ですが、T7300を搭載したiPlay 70Eが約65万点とされているので、それから微増した約67万点ほどになるのではないでしょうか。特に、CPUの上昇が目を見張るものがあるため、動作面でかなり快適性が上がると思います。

 

この開発が明らかになったT7300の上位版は未発表のため名称は不明です。候補としてはT7350やT7400が挙げられますが、同社の命名規則は非常に複雑なので予想がほぼ不可能です。正式に発表があるまで期待して待ちましょう。

 

 

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