中国におけるスマートフォンのプッシュ通知の統合を図るUnified Push Alliance(統一推送聯盟)の聯盟会員が公開されており、どの企業がこの聯盟に所属しているのか明らかにされています。
理事会の理事会長はこの聯盟を立ち上げた中国信息通信研究院(CAICT)で、副理事長にはHuaweiやOPPO、vivo、Xiaomiが並んでいますが、Meizuはその下に位置する理事となっています。このほか理事にはnubiaやLenovoが所属し、会員としてSmatisan、ASUSが所属し、SamsungやSONY、Googleは視察員として所属しています。
副理事長のHuawei、OPPO、vivo、Xiaomiは中国市場のみならず国際市場でもシェアが高い一方、理事のMeizu、会員のSmartisanやASUSはシェアを減らしている企業ですので、企業レベルとしての差が見え隠れしています。
中国企業が開発しているスマートフォンやタブレットにはAOSPではなく独自のカスタムスキンが搭載されているため、Googleのプッシュ通知サービスではなく、カスタムスキンを介して独自のプッシュ通知サービスを提供しています。
プッシュ通知はバックグラウンドで実行されるのでスマートフォンやタブレットのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、中国信息通信研究院(CAICT)はアプリを通じて送信されるすべてのAndroidデバイスのプッシュ通知を統合することで問題を解決するためにUnified Push Alliance(統一推送聯盟)を設立しました。
今現在、Unified Push Alliance(統一推送聯盟)が定める規格のプッシュ通知サービスを利用できるスマートフォンやタブレットを利用できるのは、Huawei、Honor、OPPO、realme、OnePlus、ZTE、Samsungとなっています。