Snapdragon 8 Gen 2は省電力性を重視、Snapdragon 835を開発した人材を投入

Snapdragon 8 Gen 2は省電力性を重視、Snapdragon 835を開発した人材を投入

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QualcommはSnapdragon 8 Gen 1の後継製品としてSnapdragon 8 Gen 2を開発していると様々な媒体から報じられており、私達が知らない情報は実際の性能のみとなっています。今回、Snapdragon 8 Gen 2の開発の方向性が判明し、性能よりも省電力性を重視していることがわかりました。

 

情報通の搞机阿森によると、QualcommはSnapdragon 888 5GとSnapdragon 8 Gen 1での教訓を生かして、電力効率を重視することを決めたようです。教訓となった2製品は性能は高いですが、それにともなって消費電力が高く過度な発熱を引き起こしていました。

 

そのため、2022年11月に発表予定のSnapdragon 8 Gen 2は過去最大級の電力効率を追求し向上を目標としているようです。そして、この製品の開発には「成功品」とも評されるSnapdragon 835を開発した人材が投入されているようです。

 

Snapdragon 835は2016年に発表された製品で、昨年のSnapdragon 820/821と比較して消費電力が25%減少しました。ただ、これはプロセス技術がSamsung 14nmからSamsung 10nmに進化したおかげでもあります。

 

今回のSnapdragon 8 Gen 2はSnapdragon 8+ Gen 1と同じくTSMCの4nmに基づくN4で製造される予定で、Snapdragon 835のような劇的な進化は望めない可能性は高いですが、Qualcomm内部で行われた試験ではSnapdragon 8+ Gen 1と比較して15%程度の電力効率の向上を実現しているようです。

 

現在判明しているSnapdragon 8 Gen 2の仕様は、プロセス技術がTSMCの4nmに基づくN4、CPUがCortex-X3を1基、Cortex-A715を2基、Cortex-A710を2基、Cortex-A510を3基、GPUはAdreno 740で、動作周波数はいずれも不明です。

 

Snapdragon 8 Gen 2はXiaomi 13 ProやOnePlus 11 Pro、vivo iQOO 11 Proなどの製品が搭載する予定で、いくつかの製品は12月中に販売され、私達が入手できるようになっているとの噂があります。

 

 

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