Qualcommが5月に発表を予定しているSnapdragon 8 Gen 1 Plusが超過需要の状態で、中国大手の2社が計画を変更してSnapdragon 8 Gen 1の継続採用を決定したとの情報が流れました。
Xiaomi 12 ProやOnePlus 10 Proが搭載したSnapdragon 8 Gen 1はSamsung 4nmで製造されましたが、Snapdragon 8 Gen 1 PlusはTSMC 4nmで製造される予定で、様々な悪い情報が流れるSnapdragon 8 Gen 1と比較して過度の発熱が起きにくく、安定した性能が発揮できると期待されています。
この期待は消費者だけでなく採用する企業も同様で、Snapdragon 8 Gen 1 Plusを大量に供給したいと願った結果、超過需要に陥ってしまったため、Qualcommは中国大手の2社に対して下半期に供給できる枚数が不透明だと報告したようです。そのため、この2社は計画を変更してSnapdragon 8 Gen 1を継続採用することで問題の解決を図っているようです。
供給計画が崩れた原因はTSMCの歩留まりの影響は全く関係なく、多くの企業が供給を求めた点と、Snapdragon 8 Gen 1比で供給単価が増加した点が挙げられています。
韓国では「供給単価の増加」に注目し、従来製品からの値下げが決定的なGalaxy Z Fold4とGalaxy Z Flip4がSnapdragon 8 Gen 1を搭載する可能性があると怯えており、今回の情報は中国よりも韓国で盛り上がっています。