Exynos 2200の調整に難航するSamsung、最終的なCPUの動作周波数は搭載製品の発表まで不明か

Exynos 2200の調整に難航するSamsung、最終的なCPUの動作周波数は搭載製品の発表まで不明か

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Samsungは5Gに対応した新SoCとしてExynos 2200を発表しましたが、CPUの動作周波数は非公開でした。過去に非公開だった場合もあるので今回だけが特別ではありませんが、Geekbenchに出現したものを見ると調整に難航している様子が見受けられるので簡単にまとめます。

 

1: 2.59GHz+2.50GHz+1.73GHz
2: 2.50GHz+2.50GHz+1.73GHz
3: 2.52GHz+2.50GHz+1.73GHz
4: 2.40GHz+2.40GHz+1.73GHz
5: 2.40GHz+2.40GHz+1.82GHz
6: 2.80GHz+2.52GHz+1.82GHz

Exynos 2200のCPUは1xCortex-X2+3xCortex-A710+4xCortex-A510を採用していますが、2022年1月19日現在においてGeekbenchに出現した動作周波数は少なくとも6種類あります。動作周波数は1MHz単位での調整を行うようですが、ここまで複数の試作製品があるのは流石にQualcommやMediaTekでは見たことがなく違和感を覚えたため、調整に難航していると予想しています。

 

難航の理由は「初採用のAMD RDNA 2に基づいた新GPUのXclipse 920の調整に苦慮しているから」がよく聞かれます。Xclipse 920は高い性能を発揮する一方で発熱が起こりやすいとされており、ある程度の発熱はどのような開発を行っても発生しますが今回の場合は許容できるものではないようです。そのため、CPUとGPUの動作周波数を細かく調整した結果、複数のExynos 2200が出現したと考えられています。

 

最終的な動作周波数はGalaxy S22、Galaxy S22+、Galaxy S22 Ultraが発表され、実機によって確認された時に明らかになるでしょう。GPUに関しては商用機が販売後にKernel Sourceが公開されるので、それを待つ必要があります。