韓国のサムスン電子が、MX事業部内にAPソリューション開発チームを新設したと認めました。この開発チームは数ヶ月前から韓国のメディアによって新設したと報じられていましたが、公式の情報ではなくリークだったため、本当なのかわからない状況でした。
サムスン電子のダニエル・アラウゾ常務は2023年1月31日、決算発表後のカンファレンスコールで「今年、当社は主要ソリューションの中で最も適した価格と性能のためのAP開発のために採用を進める」と話し、「今後の市場需要、発売時期、地域別のリードなどを考慮してモデル別に最適化されたAP採用を計画している。競争力ベースのオープン型採用基調を維持する計画」と述べました。
さらに同氏は、「APはスマートフォン製品の性能と体験を左右するコア部品として重要度が高い。これを考慮し、MX事業部は2022年12月にAP最適化及び次世代先行研究を担当するAPソリューション開発チームを新設した。パートナー企業と協力し、Galaxy製品に最適化されたAP開発を推進する計画だ。これにより、当社製品の競争力を強化し、差別化された体験を持続的に強化する予定だ。」と付け加えたそうです。
この発言によって、サムスン電子がGalaxy専用SoCの開発、推進を行う専門的なチームを開設したことが明らかになりました。このチームによって制作された専用SoCは2年後の2025年に初採用するとされており、時期から考えるとGalaxy S25シリーズが該当します。
Galaxy S22シリーズのExynos 2200はSnapdragon 8 Gen 1と比較して性能が低く、主にヨーロッパに在住する人からいい印象がありませんでした。新チームを開設して専用SoCを開発し、Snapdragonと比較して同等の性能もしくは高い性能を発揮して過去の悪い印象を払拭することが出来るでしょうか。