Meizu Pro 5を使用し続けて早2ヶ月が経とうとしています。手元に到着し、初期設定を済ませてから一度も家に放置したことのない、はじめてのスマートフォンです。
完成度の高さもさることながら、高級感あふれるメタルボディは所有欲を満たしてくれる非常に素晴らしいスマートフォンです。そんなMeizu Pro 5についてMeizu好きによる色眼鏡をかけた目線のレビューをしたいと思います。
Meizu Pro 5は2モデル存在
モデル | 通常版 | アルティメット版 |
---|---|---|
OS | Flyme OS 4.5 -> Flyme OS 5.0 -> Flyme OS 5.1 | |
CPU | Exynos 7420 (Cortex-A57 2.1GHz x4 + Cortex-A53 1.5GHz x4) |
|
GPU | Mali-T760 | |
RAM | 3GB LPDDR4 | 4GB LPDDR4 |
ROM | 32GB | 64GB |
ディスプレイ(解像度) | 1920 x1080 (FHD) SuperAMOLED | |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ | |
カメラ | ||
前面 500万画素 | ||
背面 2100万画素 | ||
サイズ(縦 x 幅 x 厚) mm | 156.7 x 78.0 x 7.5 mm | |
重量 | 168g | |
外部メモリ | 対応(128GBまで) | |
バッテリー | 3050 mAh | |
価格 | 2799元 | 3099元 |
Meizu Pro 5は通常版とアルティメット版の2モデル展開で、Meizu史上初の試みのスマートフォンです。
通常版とアルティメット版の大きな違いは、RAM容量とROM容量の差だけで、画面解像度やSoC、カメラの画素数は変化ありません。通常版はRAM 3GB/ ROM 64GBでアルティメット版はRAM 4GB/ ROM 64GBです。より高みを目指したいならアルティメット版、フラッグシップモデルを持ちたい方は通常版の購入がおすすめです。
私が購入したのはアルティメット版のRAM 4GB / ROM 64GBです。
外観
高級感あふれるメタルボディで、所有欲を満たしてくれます。
ただ、唯一の欠点としてはカメラが筐体から飛び出ているという点で、机に並行しておけないという点が問題です。ただ斜めに傾いているのならばいいのですが、飛び出ているのはカメラの一部なので、そこに傷が一度でもついてしまうと傷が広がる恐れが有るのでケースがないと安心して置くことが出来ないのです。
外観レビューは開封時にしているのでそちらをご覧ください。
何でもそつなくこなす驚異的なスペック
・ ゲームは一切問題なし
SoCはSAMSUNG製Exynos 7420を使用することにより、MediaTek製のSoCが苦手とする3D処理を得意なものに変え、白猫プロジェクトやアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージなどの高負荷のかかるゲームでも問題なく遊ぶことが出来ます。もちろん、ソリティアや麻雀などの低負荷なゲームでも快適に遊ぶことが出来ます。
今まで使ってきて処理落ちを見たことがありません。
・ ベンチマーク
どれをとっても高ランクに維持しております。
ベンチマーク結果を持ってしても、驚異的スペックであることは理解しやすいかなと思います。
Antutu Benchmark 2015年の通年スコアで3位にランクインしております。
カメラ性能
2100万画素のカメラで撮影する画像は非常に綺麗です。そして、今までご飯の美味しさを表現するのが苦手でしたが、Meizu Pro 5ではそれを克服し、深夜にSNSに画像を投稿すればメシテロになるでしょう。もちろん景色も大丈夫ですよ!
カメラレビューは以前の記事で紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
通話 / 通信
Meizu Pro 5はFDD-LTE B1(2100) / B3(1800)、TDD-LTE B38(2600) / B39(1900) / B40(2300) / B41(2500)に対応しており、docomoやSoftBankでの通信が可能です。auに関しては確認していないのですが、FDD-LTE B1(2100)に対応しているので通信することは可能だと思います。
Flyme OS 4.5の頃にはFOMAプラスエリアに対応していることを証明するJapan Bandの表記がありましたが、FOMAプラスエリアの電波をつかむことはありませんでした。残念ながらFOMAプラスエリア非対応機種になります。
MVNOとの相性は非常によく、通話機能付きのSIMやSMS機能付きSIM、データ通信のみのSIMでも通信することは可能です。さらにMeizu Pro 5では日本のMVNOのAPNが幾つかリストアップされており、SIMを挿入するだけで通信することが出来ます。
Meizu Pro 5はVoLTEに対応していると謳って販売しましたが、初期状態では対応しておらず、アップデートにより対応すると発表したものの、2月28日現在になってもVoLTEオプションが追加されることはなく、依然としていつ対応するのかわかりません。ただ、VoLTEはアップデートにより対応してもdocomoやauやSoftBankでは使えない可能性が非常に高いです。
音質
ESS社のES9018K2Mを搭載しており、クリアな音質、より広い音域を楽しむことが出来ます。
Meizu Pro 5のみの運用でも全く問題ないように感じます。低音や高音が強いというよりはすべての音をよりクリアに表現するといった言い方があっているように思えます。
OPA1612というアンプを搭載しているので、もうDAPと読んでも謙遜無いですね。
Meizu製イヤホン、EP-30HDとの相性は抜群。おすすめです。
総評
5.7インチ 1920 x 1080のFHD SuperAMOLED液晶の綺麗さは非常に素晴らしく、Youtubeを始めとする動画サイトで景色の動画を見ているとその場所にいるかの雰囲気にさせてくれるぐらいの繊細な表現をしてくれます。この繊細さはゲームをするときにも発揮し、細かな色の表現が鍵となっているソーシャルゲームのキャラごとの少しの色の違いをすぐに見分けることも可能です。
そして、ゲームの要となる動作面でも高スペックで一切処理落ちしませんのでストレス無くプレイできます。ゲームはiPhoneに軍配が上がっている今の現状ですが、流石にiPhoneには敵わずともかなり善戦していると思います。iPhoneは最速でリセマラをするにはPCが必要なので非常に面倒ですが、Android OSがベースとなっていますのでリセマラも簡単。処理落ちせずに快適にリセマラできるので、ここで軍配は上がるでしょう。
今や当たり前の指紋認証も精度は抜群で、指紋認証に関して高水準のiPhoneと遜色ないレベルです。画面が点灯したらすぐにホーム画面になるので気持ちが良いです。アプリごとに指紋認証をかけることも出来るのでセキュリティ問題も安心。
Meizu独自のUI、Flyme OSを惜しみなく堪能できる高スペック、対物の表現が素晴らしく良くなったカメラ、4G LTE通信も問題なく行える安心、耳心地のよい音を出すHi-Fiサウンドを全て含んで約65,000円。
約65,000円と決してリーズナブルなものとはいえませんが、他社製のスマートフォンでは10万以上するものを4万円程度安く購入できるというのは非常にお買い得です。
カラーはグレー、ホワイト、ゴールドの3色展開です。何か高スペックなスマートフォンがないかなー?と思っている方に非常にオススメ。持っているだけで満足できるMeizu Pro 5、どうでしょうか?
参考