Snapdragon 8 Gen 1を搭載したXiaomi 12とXiaomi 12 ProのKernel Sourceが公開されたので、Qualcommが開発中の新製品がいくつか明らかになりました。
開発が明らかになったのは“Cape”と“Diwali”、“Kalama”、“Neo”、“Parrot”の5製品です。Capeは服飾のケープ、Diwaliはヒンドゥー教のお祝いのディーワーリー、Kalamaはハワイの言葉で光、Neoはギリシャ語で「新しい」や英語で「復活」、Parrotは鳥類のオウムを意味します。
Capeは、1+3+4のオクタコア構成を採用したCPUのみ判明しました。いくつかSnapdragon 8 Gen 1のWaipioを引用しているので、Snapdragon 888 5GとSnapdragon 780G 5Gの関係と同様に、Capeは高性能なSnapdragon 7シリーズの製品になる可能性があります。
Diwaliは、1+3+4のオクタコア構成を採用したCPU、最大540MHzのGPU(Adreno 662)を搭載しています。Adreno 662に関しては確定ではありません。
ちなみに、インドに関連する名称を持つ製品は、BengalのSnapdragon 662とSnapdragon 460、HoliのSnapdragon 695 5GとSnapdragon 480 5Gがあります。
Kalamaは存在のみ把握できた製品で、詳細はわかりません。気になる点はハワイに関連する名称を採用しており、Snapdragon 8 Gen 1はWaipio、Snapdragon 888 5GはLahaina、Snapdragon 865 5GはKonaとSnapdragon 8シリーズが代々使用し続けています。
そのため、KalamaはSnapdragon 8シリーズに属する可能性が高く、“Kalama v1”の表記からTSMC版Snapdragon 8 Gen 1の可能性があります。
Neoは、4のクアッドコア構成を採用したCPUです。これ以外の情報はありませんが、Kryoを採用しているのでSnapdragon WearやQualcomm 2シリーズの可能性は低いと考えています。
Parrotは、4+4のオクタコア構成を採用したCPUです。この製品は他の製品から引用していないので単独で開発されているでしょう。電源管理ICがPM6xxxと記載されているので、Snapdragon 6もしくはSnapdragon 4シリーズに属すると思います。