10月23日に発表会が開催されたMeizu 16Tですが、発表会直後にドイツのTÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)が公式声明を出し、最終的には法的措置も検討をすると考えていたことが明らかになりました。
問題が発生したのはTÜV Rheinland認証におけるディスプレイ部分で、Meizu 16TにはSamsungと共同開発したSuper AMOLEDのディスプレイが採用されており、発表会や公式サイトや製品箱にはMeizu 16TがTÜV Rheinlandによって認証されていると発表したり記されています。これについてTÜV Rheinlandは認証を通過していないと公式声明を出し、同社の知名度を悪用した悪質なものだとし、最終的には法的手段も検討しているとウェイボーにて投稿を行いました。
重要なことはスマートフォンに採用しているディスプレイの宣伝でTÜV Rheinland認証のロゴを使用する際には、その認証が“スクリーンの認証”として明確に示す必要があります。通常はTÜV Rheinland Certifiedロゴの下にどの様な項目で認証を通過しているのか明らかにしないといけませんが、Meizu 16Tの発表会ではTÜV Rheinland Certifiedロゴのみが表示されているので、この部分が悪意があると認識されたのだと考えています。
この騒動の後、Meizuはウェイボーにて公式声明を発表。Meizuは「Meizu 16Tはユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するために、Samsungと共同で最新世代のAMOLEDスクリーンをカスタマイズし、TÜV Rheinland Eye Comfort Certification(認定ID:1419071437)に合格しています。製品関連の宣伝及びロゴを使用する際には認証がスクリーンの認証であると明確に示されないといけないがそのように行っていなかったので、多くの誤解が生じました。ここでは、TÜV RheinlandとMeizuに関心のある全ての方々に心からお詫びを申し上げます。」と弁明。
TÜV Rheinlandはこの発言を引用し「公式声明を発表した後、Meizuは認証情報の悪用の理由について積極的に連絡し、十分に伝え、謝罪を表明しました。この事件におけるMeizuの責任のある態度に非常に満足しており、また製品プロモーションにおけるMeizuの厳格かつ現実的な態度を高く評価しています。Meizuの製品がより良くなることを切に願っています。」と発言。これにて円満に解決しました。