中国の国営放送のテレビ局のCCTV(中国中央電視台)のCCTV 2で放送された消費報告という番組で、MEIZUのスマートフォン出荷台数が中国で8番目であると報道されました。
総出荷台数は不明なものの、トップ10まで公開されています。
1位はHuawei、2位はOPPO、3位はvivo、4位はXiaomi、5位はApple、6位はGIONEE、7位はSANSUNG、8位はMEIZU、9位はZTE、10位はLeEcoという結果になりました。
一部報道によるとHuaweiは1億5300万台、OPPOは1億2000万台、vivoは9800万台、Xiaomiは9200万台と言われています。
MEIZUは鳳凰科技のインタビューにて2000万台であると公言していますので、AppleとGIONEE、SAMSUNGは2000万台以上、9200万台未満となります。
特別発表会を行ったり、話題になる新製品をリリースしていないZTEは9位、スマートフォン事業の破産が確定しているLeEcoは3月にLeEco Le Pro 3 AI Editionを発表した以降は一切音沙汰がありませんでしたが10位という好位置にいます。
去年と比較して成長した企業はXiaomiが1位、2位はHuawei、3位はOPPO、4位はvivo、5位はGIONEE、6位はSmartisan、7位は奇虎360、8位はSHARP、9位はNOKIA、10位はHTCとなりました。
2017年のXiaomiは同じSoCを搭載したスマートフォンを多くリリースしましたが、それぞれ特色が異なっていた為消費者がどれを選べばよいのか分かりやすくなったので、今回のような成長が出来たのでしょう。
消費報告という番組ではその他のスマートフォン事情についても報道しており、2016年の総出荷台数は22.6億ですが2017年1月~11月の総出荷台数は21.3億になっており、ひとつの月に1.3億を売り上げたときがないので減少傾向と報道されています。
2017年で1番多く売り上げた年でも4686万台で、セールのあった6月は4149万台、11月は4325万台となっており、どれも年の最初の月を上回るということが出来ておりません。
特に足を引っ張っているのは2月の2956万台で、スマートフォンの各企業はこの月をどうするかが今後を左右しそうです。
「どの価格帯のスマートフォンが売れているのか」というグラフでは2015年は1000元未満、2016年は1000元から2000元未満となっていますが、2017年になると所得が増えたのかスマートフォンの価格が高くなったのか、2000元以上のスマートフォンが売れ始めています。
この価格帯はHuawei、OPPO、vivo、GIONEEの強いところで、この4つの企業はこの先も上手に市場を見極めるでしょう。
「消費者にスマートフォンを購入する際に何を重視するか」という質問ではどの年代もデザインとカメラ性能で、バッテリーの持ちや性能は良いものが搭載されて当たり前という認識に変わったからではないでしょうか。
ただデザインも奇抜にすればいいというのではないので、消費者がどのデザインに惹かれているのかを見極めないと「尖っている」スマートフォンとして認識されるだけで売上は期待できなくなります。
2017年は18:9のアスペクト比のディスプレイが流行ったというよりは技術の最先端のアピールがし易いということで多くの企業が搭載したスマートフォンをリリースしました。
2018年はどのようなスマートフォンがトレンドになり、どの企業が伸びるでしょうか。
目まぐるしく変わるスマートフォン界隈、1度の失敗が許されなくなってきていますので、市場を見極めることが非常に大事です。
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