XiaomiやOPPO、OnePlusの製品は30分程度で0%から100%の充電を可能にする急速充電を採用していますが、MEIZUのMeizu 18 ProとMeizu 18s Proは40W(有線/無線)が最大で、同様に0%から100%まで充電した場合は50分程度かかります。今回、電池に関する特許を取得したため、競合他社と同じく高速な急速充電を新製品に採用する可能性が出てきました。
CNIPAによって公開された特許名は「分流式電池充放電控制系統及其控制方法、電子設備」で、要約すると複数の電池の充電・放電に関する技術の特許です。複数の電池を採用している競合他社の製品はOnePlus 10 Pro(2x2500mAh)、OPPO Find X3 Pro(2x2250mAh)、Xiaomi 11T Pro(2x2500mAh)、realme GT 2 Pro(2x2500mAh)などがあり、それぞれ80W、65W、120W、65Wの急速充電に対応しています。
「急速充電に対応=複数の電池」ではないので、Redmi Note 10 Proは単独の電池で67Wの急速充電に対応しています。そのため、今回の特許を取得しなくても40W以上の急速充電を実現できますが、より効率的に充電したり放電するには複数の電池が望ましいようなので、非常に期待されている状態です。
MEIZUはMWC2017で当時は最速だった55WのSuper mChargeを展示した過去があり、今回取得した特許と過去に開発した技術を応用した新たなSuper mChargeが新旗艦製品に搭載される可能性が高くなりました。
昨年発表されたのがMeizu 18とMeizu 18 Proなので順当にMeizu 19とMeizu 19 Proが発表される予定で、前者はDimensity 9000、後者はSnapdragon 8 Gen 1を搭載すると予想されています。