1月23日に行われた発表会で世界初となるHoleless PhoneのMeizu Zeroを発表しました。Holeless Phoneは文字通り穴のない携帯電話となり、受話口やイヤホンジャックやUSBポートが存在しない先進テクノロジーを採用したスマートフォンに仕上がっています。
今の段階では“プロトタイプ”なのでリリース時期や価格は明らかにされていません。移動体通信者(中国移動、中国聯通、中国電信)によるeSIMの対応状況によってリリース時期が早まったり遅れたりすると話しています。
特別な会場を設けず魅族科技高級副総裁の李楠(Li Nan)氏が座ったまま発表会を行う形に。今回の発表会は大手メディアやインフルエンサーを招待していませんので、このような形になったのでしょう。
服にはMeizu M6 NoteのスローガンであったSTAY TRUEが書かれています。
Holeless Phoneは“Zero”。
Solid(固体)設計とFluid(流体)設計があり、その時その時でデザインは進化しているようです。
次世代通信規格5Gに対応するようです。
Meizu Zeroは上下が繋がった1つのユニボディによるデザインを採用しています。
Meizu Zeroにはイヤホンジャックがありません。“Holeless Phone”のコンセプトのもと、唯一のこだわりでもあったイヤホンジャックを排除するというかなり挑戦的な姿勢です。
イヤホンジャックを無くしました、はいおしまいではなくBluetooth 5.0に対応。高音質なLDACでの視聴が可能になっています。
“Holeless Phone”なのでUSBポートがありません。なので急速充電が出来ない、ではなく無線充電での急速充電を実現するSuper wireless mChargeを発表。
Super wireless mChargeは最大18Wでの充電が可能で、多くの企業では10Wや15Wが平均となっていますのでそれよりも早い充電が可能です。
Super wireless mChargeの研究開発期間は2年間、Super wireless mChargeに関する技術特許は75項目に及びます。
Super wireless mChargeに対応したワイヤレス充電器の実機画像を公開。その横には発表を行っているMeizu Zeroが配置されています。カスタムUIはFlyme 7が採用されています。
生体認証システムは画面内指紋認証(In Display Fingerprint)、顔認証に対応。
前面カメラは2000万画素。画面内に埋め込むのではなく、従来の製品と同じくベゼルに配置されています。
ディスプレイで音を再生する技術、mSound 2.0を発表。受話口には“穴”があるため、新技術を発表しています。
SIMトレイを取り出すのにも“穴”が存在するためSIMカードを内蔵するeSIMシステムを採用。
設計のトレンド、技術のトレンド、ユーザーの洞察を全て当てはめた製品が今回発表した「Meizu Zero」になるようです。
「PPTベースの発表は不正です。私達は実機があります。」ということで李楠(Li Nan)氏が手元にある実機を触っています。
IP68の防水に対応しています。“穴”が無いということで防水にも対応していることになります。
センサーを利用したボタンを配置。“ボタン”ではありませんが。
振動システムmEngineを用いることで実際に押した感覚を味わえるとのこと。
5.99インチのノッチレスフレキシブルディスプレイを採用。
SoCはQualcomm Snapdragon 845、RAMはLRDDR4Xに対応したものを搭載。
背面のカメラはSONY IMX380とSONY IMX350のデュアルカメラ、そしてAIを駆使するようです。