Meizuは10月23日に開催した新製品発表会にてMeizu 16T(魅族 16T)を発表しました。Meizu 16Tは2019年1月時点ではCEOの黄章(Jack Wong)氏によってゲーミングスマートフォンとして開発していることが判明していましたが、新製品発表会の開催を知らせる際にスローガンを公開し、“大画面娯楽旗艦(大画面のディスプレイでエンターテイメントを表現する旗艦スマートフォン)”として開発していることが明らかになっているので、Meizu 16Tはゲーミングスマートフォンの分類には入りません。
Meizu 16TのスペックはAndroid 9 PieをベースとしたFlyme OS(Flyme 7.3)、6.5インチSuper AMOLEDディスプレイ(2232×1080/FHD+)、Qualcomm Snapdragon 855、リアカメラは1200万画素(Sony IMX362/f値1.9)+500万画素(S5K5E9/f値1.9)+800万画素(S5K4H7/f値2.2)のトリプルカメラ、フロントカメラは1600万画素(Samsung 3T2/f値2.2)のシングルカメラ、容量は6GB+128GB/8GB+128GB/8GB+256GBの3モデル、バッテリー容量は45000mAh、カラー展開は鯨躍藍(ホエールブルー)、湖光緑(レイクライトグリーン)、日光橙(デイライトオレンジ)の3色展開。
価格は6GB+128GBモデルが1999元(約31,000円)、8GB+128GBモデルが2299元(約35,000円)、8GB+256GBモデルが2499元(約38,500円)です。販売開始日は10月28日です。
ディスプレイはSamsungと共同開発をしオリジナルのものを作成。その作成費用は約3億2,500万円にのぼり、大変な額がかかったスマートフォンです。スマートフォンにとってディスプレイは命そのものなのでお金をかける意味は大いにあり、逆にディスプレイの品質の悪い企業はこのあたりを怠っています。Meizuはタッチパネルとディスプレイの品質は高い水準に位置していると思っています。
SoCはQualcomm Snapdragon 855を採用。現状Qualcomm製品における最新のフラッグシップモデル向けプラットフォームはSnapdragon 855 Plusですが、Meizuは“あえて”Snapdragon 855を採用しています。この他最大容量はRAM 8GB、内蔵ストレージは256GB、内蔵ストレージの規格はUFS 3.0を採用し、アプリのインストール速度や開く速度が向上していると発表。
LTE対応モデムはQualcomm Snapdragon X24 LTE Modemを採用より高速で安定した通信を享受できるようにしているとのこと。Snapdragon X24 LTE Modemは7nm FinFET製造プロセスで設計された高性能なLTEモデムで、下り最大2Gbps/上り最大316Mbpsを実現しています。更にLTE Cat.20に準拠した初の製品としても知られています。
リアカメラはトリプルカメラを採用。メインカメラはSony IMX362イメージセンサーの1200万画素、ポートレートモードで使用する500万画素カメラはSamsung S5K5E9イメージセンサー、118°広角撮影を可能にする800万画素カメラはSamsung S5K4H7イメージセンサーを採用しています。
競合製品は4800万画素のSony IMX586やSamsung S5KGM1を搭載しているので、このあたりは価格削減によって搭載を取りやめたのでしょう。
バッテリー容量は4500mAh。4000mAh以上を搭載したスマートフォンはスマートフォンが分厚くなり、重量も重くなる傾向にありますがMeizu 16Tは4500mAhを搭載しながら薄型と低重量を実現。持ちやすさ、使い続けたときの手の負担が他社製スマートフォンを比較していくつか向上や軽減がされます。
価格は6GB+128GBモデルが1999元(約31,000円)、8GB+128GBモデルが2299元(約35,000円)、8GB+256GBモデルが2499元(約38,500円)です。
10月23日17:00(中国時間)より様々なプラットフォームにて予約受付を開始、10月28日10:00(同時間)より販売開始となります。