中国市場向けに販売されているQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したMeizu 17とMeizu 17 Proは次のアップデートでロシア語に対応させる予定であることが明らかになりました。
国際市場向けに販売されているスマートフォンはロシア語やフランス語、アラビア語やドイツ語に対応してますが、Meizu 17とMeizu 17 Proは中国市場向けにしか販売していないため、Meizu m1 metal(2015年発表)やMeizu 16th Plus(2018年発表)などの他のスマートフォンと共通で対応言語は簡体中文・繁體中文・繁體中文(香港)・Englishの4言語にしか対応していません。そのため、中国市場向けのMeizu 17とMeizu 17 Proの対応言語が増えるというのは異例です。
Meizu 17とMeizu 17 Proが何故ロシア語に対応するかというのは、国際市場向けのサービスを縮小していくことが考えられます。Meizuは中国国外でもスマートフォンを販売していますが、発表してから1度だけしかアップデートが無いスマートフォンであったり、1年以上アップデートが来ていないスマートフォンがあったりと、国際市場向けのサービスは最悪と言えます。その一方で中国市場向けは2週間に1回のbeta版と四半期毎のstable版の配信が行われており、サービスの手厚さが全く異なっています。中国市場向けファームウェアにロシア語を追加することで開発リソースを中国市場に注力することができるため、経営が苦しくなりつつあるMeizuの起死回生の一手となります。
次のアップデートではロシア語だけを追加するのか不明ですが、今後はユーザーの多いフランス語やトルコ語、アラビア語を順次追加していくと考えています。