予定では8月に発表されるMeizu 15シリーズの後継機となるMeizu 16シリーズについて、CEOの 黄章(Jack Wong) 氏が新たな情報を公開しました。
まず、Xiaomiやvivoが採用したQualcomm Snapdragon 710のモデルが存在すること、現状最大容量となっているRAM 8GBモデルを用意していることを公開しました。
Snapdragon 660を搭載したMeizu 15の後継機となるMeizu 16がSnapdragon 710を搭載するように見受けられます。着実なスペックアップを行っており、今までのMEIZUとは思えず、本当に発表されるのか不安を覚えます。
そして、RAM 8GBモデルの存在も公開し、こちらはMeizu 15 Plusの後継機となるMeizu 16 Plus/16 PROの最上位モデルに搭載されると考えています。RAM 8GBを搭載した有名なスマートフォンの価格は、8+128GBのBlackShark SHARKが3499元(約60,000円)、8+128GBのXiaomi Mi 8 Explorer Editionが3699元(約63,400円)、8+256GBのOnePlus 6が3999元(約69,000円)、8+128GBのvivo NEXが4498元(約77,000円)となっており、4000元程度(約69,000円)でMeizu 16 PlusのRAM 8GBモデルが発表されるでしょう。
更にMeizu 16の後継機について話しており、名称はMeizu 16sとして来年に発表する予定です。恐らくこれはマイナーチェンジモデルになるというよりは、スペックが大きく変わるOnePlusの“T”モデルのような展開になると考えています。発表サイクルを崩すと消費者が混乱し、十分なお金を用意できず結局販売不振に陥るので、Meizu 16sは2019年Q2に発表されるでしょう。
懸念されていたNFC採用問題については、引き続き採用を見送っているようで「NFCを求めている人が多ければ、私は後(発表後)で搭載を検討する。」と語っています。やはりこのNFCの問題は事が大きくなっていて「何故搭載しないのか」や「Meizu 17を待ちます」という発言があり、Meizu 16におけるウィークポイントになりそうです。この件に関しては発表会を少し遅らせてもいいですし、Meizu 16 PlusのみでもいいのでNFC搭載モデルを発表すべきです。CEOによると搭載しない理由が「各種支払いはAliPayとWeChatに置き換えられ、様々な都市でNFCが統一されておらず適応は面倒。」となっていて、将来が心配です。
今の所CEOによって判明しているMeizu 16/Meizu 16 Plusのスペックは、18:9のアスペクト比のFHD+ディスプレイ、Snapdragon 710/Snapdragon 845の2モデル展開、RAM 8GBモデルが存在、指紋センサーはディスプレイに埋め込まれ、NFCは搭載しない可能性が高い、です。Snapdragon 710/Snapdragon 845の2モデル展開はXiaomiとvivoが行っていますので、この2つのメーカーと真っ向勝負する形になります。Snapdragon 710搭載モデルは3000元を切るでしょうが、Xiaomi Mi 8 SEが1799元(約31,000円)からということを考えると3000元(約52,000円)よりも2000元(約34,500円)に近い価格のほうが注目度は高くなるでしょう。
Source