台湾の半導体メーカーのMediaTekは2017年Q4 ~ 2018年Q1にミドルレンジ向けSoC、Helio P40を開発中という情報が微博にて急浮上しました。
Helio P40は、2018年Q1に量産開始予定のQualcomm製ミドルレンジ向けプラットフォーム「Snapdragon 670」の対抗馬として開発されているようです。
Snapdragon 670の従来モデルとなるSnapdragon 660のAnTuTuベンチマークスコアが約12万点ですので、Helio P40はそれ以上のマシンパワーを誇るかもしれません。
CPUはオクタコアの新設計になるようで、この“新設計”がスコア上昇の秘密になるのでしょうか。
製造プロセスはTSMC製12nm、一方でSnapdragon 670はSAMSUNG製10nmとなりますので、省電力性では後者のほうがあります。
量産次期は2017年Q4(10月 ~ 12月)から2018年Q1(1月 ~ 3月)、Snapdragon 670は2018年Q1となっています。
Helio P40はOPPO、MEIZU、Xiaomiに優先供給するようです。
現実問題としてMediaTek製SoCがQualcomm製プラットフォームに劣っているのはGPUですので、いかに優れたCPUだとしても快適にゲームが出来なければユーザーは飛びつかないのでそのあたりが改善されているのかが気になりますね。
ちなみにMediaTekは先日ミドルレンジ向けSoCのHelio P23とHelio P30を発表したばかりで、今回の情報が正確であれば打倒Qualcommに本腰を入れ始めているようです。
Source