MediaTekがDimensity 7100を静かに発表、不思議な存在のミドルレンジ向け

MediaTekがDimensity 7100を静かに発表、不思議な存在のミドルレンジ向け

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台湾のMediaTekは2025年12月30日、新製品としてDimensity 7100を静かに発表しました。これが2年ほど前に発表されていると高評価ですが、さまざまな性能を持つ製品がいっぱいある現在においては評価が難しいものに仕上がってしまいました。

 

名称 Dimensity 7300 Dimensity 7200 Dimensity 7100
CPU 4x Cortex-A78

4x Cortex-A55

2x Cortex-A715

6x Cortex-A510

4x Cortex-A78

4x Cortex-A55

識別子 65_3393

65_3333

65_3405

65_3398

65_3393

65_3333

リビジョン r1p0

r2p0

r1p0

r1p1

r1p0

?

動作周波数 2.50GHz

2.00GHz

2.80GHz

2.00GHz

2.40GHz

2.00GHz

GPU Mali-G615 MC2 r1p3 Mali-G610 MC4 r0p0 Mali-G610 MC2 r0p0
動作周波数 1047MHz 1130MHz ?
NPU/DSP NPU 655 NPU 650 ?
カメラ 12-bit Imagiq 950 HDR-ISP

2億画素

14-bit Imagiq 765 HDR-ISP

2億画素

2億画素
リフレッシュレート 120Hz (WFHD+)

144Hz (FHD+)

144Hz (FHD+) 120Hz (FHD+)
エンコード/デコード Encode: 4K@30fps H.265, H.264

Decode: 4K@30fps H.265, H.264, VP9

Encode: 4K@30fps H.265, H.264

Decode: 4K@30fps H.265, H.264, VP9

?
RAM LPDDR5 (6400Mbps)

LPDDR4X (4266Mbps)

LPDDR5 (6400Mbps)

LPDDR4X (4266Mbps)

LPDDR5 (5500Mbps)

LPDDR4X (4266Mbps)

ストレージ UFS 3.1 UFS 3.1 UFS 3.1
Wi-Fi Wi-Fi 6E (11ax) Wi-Fi 6E (11ax) Wi-Fi 6 (11ax)
Bluetooth Bluetooth 5.4 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.4
位置情報 GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS, NaviIC GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS, NaviIC GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS, NaviIC
通信 統合: 5G Modem

Sub-6GHz

(DL: 3.27Gbps / UL: -Gbps)

統合: 5G Modem

Sub-6GHz

(DL: 4.7Gbps / UL: -Gbps)

統合: 5G Modem

Sub-6GHz

(DL: 3.3Gbps / UL: -Gbps)

充電規格 ? ? ?
製造プロセス TSMC 4nm N4P TSMC 4nm N4P TSMC 6nm N6
型番 MT6878 MT6886 ?
公式サイト MediaTek MediaTek MediaTek

新たに発表されたDimensity 7100の主な仕様は、製造プロセスがTSMC 6nm N6、CPUは最大2.40GHzで動作するCortex-A78と最大2.00GHzで動作するCortex-A55を4+4構成で採用し、GPUはMali-G610 MC2、RAM規格はLPDDR5、内蔵ストレージ規格はUFS 3.1、モバイルデータ通信は5Gに対応します。

 

MediaTekはこのDimensity 7100の性能を、1世代前の製品と比較してアプリ利用時の電力効率が最大5%向上、モデムの電力効率が最大23%向上、動画や音声の再生で電力効率が最大16%向上としています。しかし、この1世代前の製品が不明で、Dimensity 7050と比較していると考えているメディアもありますが、残念ながら出されている情報が少ないため特定には至っていません。

 

製造プロセスはTSMCの6nmプロセス (N6)で、かなり微細化されたプロセスですが、現在においては古い方に入ってしまいます。実際、同社のミドルレンジ製品はTSMC 4nmプロセスを採用しているものが多くあります。

 

CPUはCortex-A78とCortex-A55を4+4構成で採用し、最大2.40GHzで動作するように設定されています。この数値は比較対象として噂されているDimensity 7050の最大2.60GHzよりも低く設定されており、本当に5%の電力効率の向上をもたらすか微妙なところです。

 

GPUはMali-G610 MC2を採用していますが、これはDimensity 7200の半分です。GPUの性能は数が正義のため、Dimensity 7100が1130MHzよりも高い数値で動作する場合は、半分より少し上の性能、逆の場合は半分より少し下の性能となります。つまり、あまり期待はできない性能です。

 

MediaTekはDimensity 7100を静かに発表したため採用する企業を明らかにしていませんが、さまざまな情報によるとTECNOがPOVA Curve 2 5Gで採用すると判明しており、この製品が初搭載すると予想されています。その後もさまざまな企業で採用される見込みで、もしかすると日本市場でも目にする日があるかもしれません。

 

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