2024年Q4 (10月-12月)に発表される予定のPixel 9とPixel 9 Proが搭載するGoogle Tensor G4は従来品のGoogle Tensor G3の改良版になる可能性があるとAndroid Authorityが報じました。
同メディアはGoogle内部関係者から2024年以降のGoogle Tensorの開発計画を独自に入手したとし、2024年に登場予定のGoogle Tensor G4の開発コード名がTSMCで完全自社開発することを意味するRedondo (通称: RDO)からZuma Proに変更されていることを確認したようです。
実はZumaはPixel 8シリーズが搭載するGoogle Tensor G3を意味する開発コード名なので、後継品のGoogle Tensor G4は従来品の改良版に収まる可能性が高いとしています。
改良版に収まったGoogle Tensorとして、Pixel 7シリーズが搭載したGoogle Tensor G2が挙げられます。この製品はPixel 6シリーズが搭載したGoogle TensorからミドルコアのCortex-A76がより新しいCortex-A78に変更され、GPUはMali-G78からMali-G710になりました。
そうした結果、大幅な性能向上は行われませんでしたが体験は改善され、廉価版のPixel 7aは大変な人気を誇っています。ただ、廉価版はPixel 7aで最後との情報もあり、そうした経緯から注目されている製品でもあります。
Pixel 8とPixel 8 Proが搭載するGoogle Tensor G3の現時点で判明している主な仕様は、製造プロセスはSamsung 4nm SF4P (旧: 4LPP+)、CPUは超高性能なCortex-X3を1基、Cortex-A715を4基、Cortex-A510 Refreshedを4基の1+4+4構成、GPUはレイトレーシングに対応したImmortalis-G715 MP10とされています。