Qualcommが5G対応チップをHUAWEIに供給する情報は嘘、HUAWEI常務取締役が否定

Qualcommが5G対応チップをHUAWEIに供給する情報は嘘、HUAWEI常務取締役が否定

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今年のはじめ頃からQualcommが5G対応チップに中国のHUAWEIに供給を再開するとの情報が流れ、この情報はHUAWEIファンだけでなく携帯電話が好きな人々も注目を集めています。しかしこの情報は残念ながらフェイクニュースであると判明しました。

 

現在のHUAWEIはトランプ前大統領政権時による制裁によって5G技術の活用ができなくなり、今はHUAWEI P60シリーズやHUAWEI Mate 50シリーズは4G対応製品として発表され販売されています。しかし、面白いことに多くの競合他社が5Gを活用とした製品を発表しているのに対して、HUAWEIは5Gに非対応な4Gに対応した製品を発表していますが、製品の売上は好調で、同社は今年の携帯電話の出荷台数目標を3000万台から4000万台へ約33%も増やすことがサプライチェーンによって明らかにされています。

 

そんな中で5G技術の活用が可能になれば更に追い風となり、再度中国市場や国際市場を支配する可能性も出てきましたが、それは残念ながら嘘の情報のようです。HUAWEIに詳しい情報通は今年のはじめ頃から2023年下半期に発表するHUAWEI Mate 60シリーズが5G技術を活用した製品になるといった情報を公開していましたが、HUAWEIの常務取締役のリチャード・ユー (余承東)氏が中国メディアの第一経済 (Yicai)に対して独占的に「このニュースは誤りである」と表明したと明らかにしました。

 

つまり、下半期に発表予定のHUAWEI Mate 60シリーズは従来製品のMate 50シリーズと同様に5Gに非対応な4G対応製品として発表されることが明らかになりました。ただ、同社は5G技術を諦めたわけではなく、模索を行いながら多くの人々が求める素晴らしい製品を開発することを目指しています。

 

現在、HUAWEIは日本市場では目立った製品は発表しておらず、過去の企業として見ている人もいるかも知れませんが、主力級のHUAWEI P60シリーズやMate 50シリーズなどを4G対応製品を発表せざるを得ない状況にありながら、5Gが浸透した中国市場で好調な販売を達成するなど革新的な企業であることは以前から変わりはありません。

 

 

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