Qualcommが2020年12月に発表したSnapdragon 678のGPUの周波数が明らかになりました。Qualcommは周波数を公開しないので、XiaomiやMotorola、OPPOなどが公開している場合は引用しますが、それらの企業でも公開していない場合はログを取得する必要があります。
今回、Snapdragon 678を搭載した国際市場向けRedmi Note 10のログを取得してもらい、そのログを拝見すると最大値は895MHzで最小値は290MHzと判明しました。最大値を800MHzと記載している媒体を多く見かけますが、今回の情報からそれは誤りとなります。
ベースモデルのSnapdragon 675は最大値が845MHzと745MHzの2モデル存在し、Qualcommは性能向上が出来ていると発表しているため、最大値が800MHzであっても確かに成長していると言える状況でした。しかし、普遍的なモデルは845MHzを採用しているので「更に高いのではないか」と思っていたため、895MHzと判明して安心しています。
現在Snapdragon 678を搭載した製品はmoto g stylus(2021)とRedmi Note 10で、moto g stylus(2021)の従来製品のmoto g stylusは日本市場でmoto g PROとして参入しているため、Motorolaの体力とやる気があれば日本でも販売されるかもしれません。
Thanks: @hkyamane | 山根康宏のモバイルネタ