Googleは2021年10月4日、Android 12 正式版をAOSP(Android Open Source Project)へプッシュしたと明らかにしました。今回のはいわゆる開発者向けAndroid 12で、顧客向けはPixel製品は数週間で、SamsungやOnePlus、OPPO、Realme、Tecno、vivo、OPPO製品は今年後半に配信される予定です。
主な更新点はUI、パフォーマンス、プライバシー、UXの4点です。UIはMaterial Youと呼ばれる新しいデザイン言語が採用され、再設計されたウィジェット、通知UIの更新、ストレッチオーバースクロール効果、アプリ起動時のスプラッシュ画面などが変更されています。
パフォーマンスはより高速で効率的なシステムパフォーマンスに取り組み、コアシステムサービスで使用されるCPU時間を22%削減、bigコアの使用を15%削減に成功。フォアグラウンドサービスを最適化、通知トランポリンを利用して通知の応答性の向上、ベースラインとしてパフォーマンスクラスの設定が行われています。
プライバシーはおおよその位置情報の送信、アプリ利用時のマイクとカメラの使用を表示、マイクとカメラの切り替え、新しい近くのデバイスのアクセス許可が含まれています。
UXはリッチコンテンツの挿入、丸みを帯びたデザインに変更、AVIF画像をサポート、メディアトランスコーディング機能、より簡単なぼかし・カラーフィルター・その他の効果の適用、強化された触覚エクスペリエンス、新しいカメラ効果やセンサー機能、 ネイティブコードでのクラッシュのデバッグ機能の強化、ゲーム体験の向上が行われています。
SamsungやOnePlus、OPPO、vivo、Xiaomiは特定の製品でAndroid 12 Closed Beta Testを行っており、UIの変化が目立つと報告されています。Meizuに関しては何も情報ありませんが、ハイエンド製品への注力を行ってからはAndroid OSの更新に力を入れているので、何かしらの行動はあると考えています。