中国自動車大手のGeely Group(吉利集団)が「小さな工場」の買収を完了させたという情報が中国国内で流れており、Meizuの買収を完了した可能性が高いと報じられました。
「小さな工場」は一般的に珠海市のMeizuを指し、その他の表現は「緑の工場」がOPPO、「藍の工場」がvivo、「穀物の工場」がXiaomiを指します。この表現は直接的な言及を避ける時に用いられ、主にリーク情報を扱う際に目にすることが多いです。
今回、情報通は「噂話で聞いたが、小さな工場が買収された。事業譲渡は完了しました。」とWeiboに投稿し、前述の通り「小さな工場」はMeizuを指すので、携帯電話を開発する企業が自動車を開発する企業に買収されたと大きな話題になっています。当然、GeelyやMeizuは公式声明を発表していないので今回の投稿は噂の域は出来ませんが、GeelyによるMeizuの買収監査は以前に報じられ、前向きな話が行われていたようなので、話し合いが煮詰まり買収に関して合意したと解釈できます。
ただ、Geelyの買収は買収した企業の形を残して資金面を手助けする様なので、情報通は「買収されても携帯電話の開発は続けます」と投稿しており、Geely傘下のMeizuとしてMeizu 19やMeizu 19 Proの開発・発表・販売を行う可能性があります。Meizu 19とMeizu 19 ProにGeelyの血が流れるのか不明ですが、製品名にGeelyが付与される可能性は現時点では低いです。