サムスン電子が2025年12月にExynos 2600を発表したばかりですが、驚くことに次世代SoCのExynos 2700がGeekbenchに姿を現しました。同製品はGalaxy S27シリーズに搭載する方向で開発を進めているとみられています。
Exynos 2700と思われるSoCはS5E9975の名称でGeekbenchに登場し、OpenCL性能は15,618点を発揮しました。開発初期のため当然ですが性能は低く、この時点で評価しても意味がないので無視します。
同SoCがGeekbenchに姿を現したことで一部の仕様が明らかになり、CPUは10基で、現時点では4+1+4+1構成に設定されています。しかし、この構成を最終状態まで採用するとは思いません。その理由として、Geekbenchでは同じ動作周波数であれば同じCPUを採用していると認識するためで、PCでもないのにこの数のビッグコアを採用するのはかなり無謀だと思うからです。
現時点の動作周波数は2.88GHzと2.78GHz、2.40GHz、2.30GHzに設定されており、現代では当然にように超える3.00GHzを下回っているので、動作するかを確認するために設定したに過ぎないでしょう。ちなみに、Exynos 2600の初期開発品は3.55GHzに設定され、こちらは3.00GHzを超えていました。
ビッグコアに採用しているCPUは識別子が3478ですが、現在それに該当するものがなく不明です。しかし、Exynos 2600がArmのC1-Ultraを採用しているのでC2-Ultra (仮称)と考えるのが自然でしょう。この他のCPUについては、いずれも未発表で仮称ですがC2-PremiumやC2-Proを採用しているのかもしれません。
GPUはXclipse 970を採用し、コア数は4WGP 8CUとなっています。前代のExynos 2600のコア数が8WGP 16CUのため、技術革新が起きていたらわかりませんが、GPUもまだまだ開発途上と言えそうです。動作周波数は555MHzですが、この数値はExynos 2200の初期開発品、Exynos 2600の初期開発品でも同じ数値を採用していたため、動作確認をするために必要な数値で特に深い意味はないでしょう。
リーク情報によると、Exynos 2700の製造プロセスはサムスンファウンドリの第2世代2nmプロセスのSF2Pを採用します。このSF2P自体はサムスン電子から発表されており、第1世代2nmプロセスのSF2と比較して性能が12%向上、電力効率が25%改善、面積が8%縮小するとされています。Snapdragonを開発しているQualcommがこのプロセスノードを採用する可能性があるとの情報もあり、かなり期待されていることがわかっています。
開発が順調に進むとGalaxy S27シリーズが初搭載した製品になるでしょう。Exynosは思うような性能を発揮できず苦しい状況が続いていますが、大きな期待をされているSF2Pで製造されるExynos 2700は期待どおりの性能を発揮することができるでしょうか。



