Galaxy A54 4Gが搭載したExynos 1380と、Galaxy A14 5Gが搭載したExynos 1330のGPUのクロック数がカーネルソースから判明しました。
S5E8835ことExynos 1380のGPUはMali-G68 MP5を採用しており、サムスン電子の公式サイトでは950MHzと記載されていましたが、実際は949MHzで動作することがわかりました。
わずか1MHzの差ですが、検証する際には正しい数値が必要で、サムスン電子がカーネルソースを公開したことで950MHzではなく949MHzで動作すると判明したのは大きな収穫です。
そして、S5E8535ことExynos 1330のGPUはMali-G68 MP2を採用しており、こちらはサムスン電子の公式サイトに記載はなく不明でしたが、949MHzで動作することがわかりました。
Exynos 1380とExynos 1330は同じクロック数のGPUを採用しており、どちらのリソースを採用したのかわかりませんが、どちらかが元となって上位の製品もしくは下位の製品が生まれたと思います。
ちなみに、最小クロック数の数値は異なっており、Exynos 1380は221MHz、Exynos 1330は208MHzとなっています。そのため、開発リソースは共有していますが、製品ごとの調整を行っていることを意味しており、どちらも真剣に開発されたものです。
後継製品のExynos 1480とExynos 1430はXclipse GPUを採用すると見られていますが、今回のカーネルソースから残念ながらそのような開発は見当たりませんでした。仮にXclipse GPUを採用した場合は飛躍的に性能が伸びる可能性があり、サムスン電子のミドルレンジ製品の存在感がさらに増すことになるでしょう。