2017年6月1日から中国で施行される“中華人民共和国網絡安全法”により、中国の様々なサービスで実名登録が必須になります。
中国大手の百度(Baidu)も例外ではなくこの法律の範囲が及びます。
実名登録というのは単純に“田中太郎”と入力すればよいのではなく、中国人に配布されている「中華人民共和国 居民身分証」という日本で言うマイナンバーが必要になります。
この身分証には顔写真、姓名、性別、民族、生年月日、住所、個人番号が書かれており、今回施行される法で必要なものは「姓名」と「個人番号」です。
つまり、これを所持していない人は中国のあらゆるサービスが利用できなくなります。
BaiduではSMSによる認証を済ませていれば問題ないという案内をし、もし6月1日までにSMS認証を済ませていなければアカウントを凍結(実質削除)するという旨の発言をしています。
という訳でSMS認証の仕方をお教えしたいと思います。
PCから行う場合
中国向けのBaiduにアクセスします。
右上にある“登录”をクリックし、いつも通りにログインします。
すると同じ画面にSMS認証を促すポップアップウィンドウが出てきますので、この画面で電話番号を入力し、その電話番号を利用しているスマートフォンにメッセージアプリに届いているパスワードを入力します。
“+86”となっている所をクリックして“+81”に合わせ、“09012345678”という電話番号ですと最初の0を抜いて“9012345678”と入力します。
スマートフォンから行う場合
中国向けのBaiduにアクセスします。
右上にあるアカウントのロゴマークをタップし、遷移したページ内の“立即登录”をタップします。
いつも通りにアカウント情報を入力してログインします。
ページが遷移すると“手机验证”の画面になりますので、電話番号を入力し、その電話番号を利用しているスマートフォンにメッセージアプリに届いているパスワードを入力します。
“+86”となっている所をクリックして“+81”に合わせ、“09012345678”という電話番号ですと最初の0を抜いて“9012345678”と入力します。
Baidu Yun(クラウドストレージ)から行う場合
既に起動しているBaiduYunを再起動させると“手机验证”のポップアップウィンドウが表示されますので、電話番号を入力し、その電話番号を利用しているスマートフォンにメッセージアプリに届いているパスワードを入力します。
“+86”となっている所をクリックして“+81”に合わせ、“09012345678”という電話番号ですと最初の0を抜いて“9012345678”と入力します。
以上メジャーな3つの登録方法をお伝えしました。
他にも利用できなくなるサービスが有りますので、微博やQQ、中国スマートフォンの独自アカウントでの登録を忘れないように行って下さい。
因みにMeizuでは最新のカスタムUI「Flyme 6」ではSMS認証が必須となっていますので、今回の問題はあまり悲観しなくても良さそうです。
参考
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