アユートから販売されているトゥルーワイヤレスイヤホン (TWS)のSHO-U D1を購入し視聴したのでレビューします。SHO-Uは「ショー・ユー」と読みます。
通信方式 | Bluetooth 5.2 |
対応プロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
対応コーデック | SBC, AAC |
スピーカーユニット | 8mm 32Ω ムービングコイルユニット |
再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
再生時間 | 最大: 約4時間 (充電ケース併用: 最大: 約12時間) |
充電時間 | イヤホン: 約1.5時間
充電ケース: 約1.5時間 |
バッテリー容量 | イヤホン: 30mAh
充電ケース: 300mAh |
防塵防水 | IPX4 相当 |
サイズ / 重量 | イヤホン: 約24 x 17mm / 3.4g
充電ケース: 約62 x 32 x 42mm / 39.2g |
主なスペックは以上の通りで、コーデックはSBCとAACに対応しています。ノイズキャンセリング機能 (ANC)や通話時のノイズキャンセリング機能 (cVc)などの特殊なものはなく、いたって普通のワイヤレスイヤホンとなります。
複雑な設定もなく、特別な機能もないこと、逆にそれがいいという方もいます。Bluetoothでの接続ができてしまえば誰でも音楽を聞くことが出来ます。
SHO-U D1の箱は側面が赤色の少しおしゃれなものに仕上がっています。
カラー展開はBlackとMintで、今回はBlackを購入しました。
内容物はSHO-U D1本体、イヤーピース (L, S)、USB Type-Cケーブル、説明書、製品保証カードです。
SHO-U D1本体に最初からMサイズのイヤーピースが装着されているため、サイズはLとM、Sがあります。取扱説明書は日本語で書かれていますので、簡単に理解できると思います。
ケースは指が引っかかりやすい作りになっており、片手でも開けられます。こういった配慮がされているとちょっとうれしいですね。
背面はUSB Type-Cポートのみ。昨今の製品の多くはUSB Type-Cを採用しているので、余分にケーブルを持ち歩かなくなるのはいいことです。
イヤホン本体は初期状態では充電で触れる部分にシールが貼ってあります。最近の製品は技術の革新によって過充電することはないので必要ありませんが、こういった配慮が細かなところにあるので素晴らしいなぁと思ってました。
シールを外して本体にしまうと、ケースは4つの点が、イヤホンは「く」の字になっている部分が光ります。ケースはバッテリー残量を表しています。
イヤホンをケースから取り出すと接続待機モードになり、Bluetoothを利用する製品からSHO-U D1を選択するとペアリング出来ます。
今回はPOCO F5化したRedmi Note 12 Turboでペアリングしたところ、コーデックはAACでした。古い製品になってくるとSBCになるかもしれません。
音楽を聞く | |
機能 | 操作方法 |
電源オン | 充電ケースから取り出す
タッチセンサーを約1秒間タッチする |
電源オフ | 充電ケースにセットする
タッチセンサーを約5秒間タッチする |
再生 / 一時停止 | 右側または左側のタッチセンサーを1回タップ |
曲戻し | 左側のタッチセンサーを2回タップ |
曲送り | 右側のタッチセンサーを2回タップ |
音量 (+) | 左側のタッチセンサーを3回タップ |
音量 (-) | 右側のタッチセンサーを3回タップ |
音楽を聞いているときの操作方法は上のとおりです。音量は再生機器を触ればいいので曲戻しと曲送りまでを覚えておくと便利でしょう。
通話を受ける | |
機能 | 操作方法 |
電話を受ける | 右側または左側のタッチセンサーを1回タップ |
着信拒否 | タッチセンサー (右側または左側)を約2秒間タッチ |
電話を切る | タッチセンサー (右側または左側)を1回タップ |
音声アシスト機能 | タッチセンサー (右側または左側)を約3秒間タッチ |
着信時の操作方法は上のとおりです。すべての操作を覚えておいて損はないでしょう。
韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM」の「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers, Ado) -Japanese ver.-」を聞いてみました。今をときめくLE SSERAFIMの「UNFORGIVEN」に圧倒的な歌唱力で存在感を高めたAdoさんが参加した曲です。
K-POPらしくEDM全開で、東南アジア諸国でK-POPが人気がある理由を理解できるような曲です。というのも低音ドンドン高音シャリシャリの安物イヤホンでK-POPを聞くと音楽を聞いている感が増すためです。
SHO-U D1は低価格な製品なのでそういったK-POPにあっていると思ったのですが、なんだかスカスカに聞こえました。音楽の深みなどを理解せずに音を強調すればいいのに、SHO-U D1ではそういったこともなく、ただただ音楽を流しているような感覚です。
日本のバンドの「Official髭男dism」から「ミックスナッツ」です。アニメ「SPY×FAMILY」で採用されたことから知っている方も多いのではないでしょうか。同バンドの曲ではこのミックスナッツの他に「Pretender」も有名です。
ジャズ要素のある難しい曲で、ボーカルの藤原聡さんの歌唱力が光ります。「SPY×FAMILY」を意識したような歌詞が散りばめられており、同アニメを見た人はこの曲を忘れることはないでしょう。
ややベースとドラムが前面に出ている楽曲で、この曲も低価格イヤホンの得意分野ですが、やはりなんだかスカスカに聞こえます。聞いてて楽しい曲のはずなんですが、なんだか物足りなく覚えます。
「OCTOPATH TRAVELER」から「聖火の都フレイムグレース」を選びました。オフィーリアを仲間にすることが出来るフレイムグレースのテーマ曲で、どこか寂しさを感じながらどこか温かみを感じる曲です。
歌ありの楽曲と異なってインストの楽曲ですが、こちらは聴き応えがあります。もしかするとボーカルがある曲が苦手分野なのかもしれません。
これを踏まえて「Undertale」の「Your Best Nightmare」を聞いてみると、こちらも満足感がありました。やはりボーカルがある普通の曲が苦手なのかもしれません。
SHO-U D1は約3,000円で販売されているものですが、これよりも安くもっといい製品がいっぱいあるのでわざわざこれを選ぶ必要はあまりないと思います。ただ、ボーカルのないゲーム音楽を聞くという場合は選択肢に入ると思います。
ひとつ大きな魅力はあり、装着感が素晴らしく遮音性がかなり高いです。そのため、電車やバスなどの通勤や通学の時に負担なく音楽を聞くことが出来るので、家で音楽を楽しんだり、より音楽を楽しみたいと思っている方にはおすすめできませんが、あっさりと音楽を聞きたいと思っている方にはおすすめできます。
昨今の低価格イヤホンが奏でる低音ドンドン高音シャリシャリが苦手な人はSHO-U D1は候補に入ると思います。そういった音が苦手な人の逃げ道としては素晴らしい製品です。
通学や通勤であっさりと音楽を聞き、学校で勉学、仕事場で業務に集中したい方はSHO-U D1を検討してみてはいかがでしょうか。