4月6日に発表されたmシリーズスマートフォン、Meizu m3 noteと同時に発表されたBluetoothイヤホンのEP51が手元に届いたのでレビューさせていただきます。
EP51はヘッドホンのHD50の派生モデルで、Meizu Pro 5と同時に発表されたイヤホンのEP31の進化系ではないようです。
EP51が269元(日本円にして3,800円)と非常にお安く手に入るので非常におすすめです。
Aliexpressで初日から1週間程度では7,000円を超える販売店が多かったのですが、競争の激化で4,000円ほどで手に入れることが可能です。
開封
箱は簡素な作りになっております。
簡素な作りになっているので、スポーツに特化しているという感じがよく表現されているような気がします。
背面にはイヤホンとご対面できるようになっております。意外と珍しい作りではないでしょうか?
中国語でスペックが書かれております。スペックは最下部にありますので、スペックだけ拝見したい方は一気に下まで飛ばしてください。
今回のショップは珍しく未開封でした。
恐らくですが、セラーにコンタクトをとる際に「Meizu製品には偽物が多くて心配です。この商品は本物ですか?」という質問をしたので、疑いを持たれないように未開封のまま発送した可能性があります。
気になった商品があれば、コンタクトを取ってみたほうがいいですね。
百科事典を読む時のように、箱から引いて本体を出す作りです。
まだ取り出すことは出来ませんが、イヤホンに触れることが出来ます。
中は、左上からイヤーフィン付きイヤーチップ、右上はイヤホン本体、右下はポーチです。
黒と赤という厨二心をくすぐる配色でテンションが上ります。
イヤーチップは左からXL、L、Sです。
イヤホン本体にMサイズが装着されております。
ポーチは、正面にMEIZUの表記があります。
ジッパーの持ち手(スライダー)にはFlymeのロゴマークである風船の中にMという表記がしてあります。何だかおしゃれ。
ポーチの中に、USBケーブルと説明書が入っておりました。
機能的な収納方法ですね。
という訳で、内容物はイヤホン本体、イヤーチップ(XL、L、S)、ポーチ、USBケーブル、説明書です。
案外入っています。
イヤホン本体には型番と、認証IDが書かれております。
IDが2015で始まっているので、2015年に開発されていたものなんですね。
イヤホンの全長は550mmで、首に巻いてもちょっと余るレベルになっており、運動してもペチペチ邪魔になることはありませんでした。
一応シュア掛けが可能で、普通にイヤーチップを装着して合わなくても大丈夫です。恐らく大体の耳に入ります。
レシーバー部分です。
音量アップ、真ん中のくぼみは電源ボタン、ボリュームボタンです。
真ん中のくぼみを押して電話にでることも出来ます。
レシーバーの背面にはMeizuの文字。
光の加減で同化してしまっておりますが、実際に目で見るとしっかり独立しております。が、煌々としていないので非常に落ち着いております。
レシーバーの側部には、USB端子があります。MicroUSB端子なので、安いケーブルでもしっかり充電できます。
給電がしっかり出来れば、空っぽの状態から2時間でフルチャージできます。
充電をするとボリュームアップボタンの上が赤色に光ります。
充電が完了すると、ランプが消えますので終わった時はわかりやすいですし、緑色を発しないので電池の寿命にも安心できます。
使わない時はイヤホンに磁石が付いているのでひっつけて保管することが出来ます。
コードが絡みつくという事が少し減ります。
ペアリング
真ん中のくぼみを長押しすると青と赤交互に光ります。
この状態でペアリングしたい携帯電話等のBluetoothをONにします。
携帯電話等のBluetoothの設定画面に「MEIZU EP51」という表記があるので、タップするとペアリングを開始します。
程なくすると、Connectedと表示され、ペアリングが完了します。
最近の携帯電話の機能で、Bluetoothでペアリングした相手のバッテリー容量がBluetoothのアイコンの右下に表示されます。
iOSでは通知バーでパーセント表示されるので後何パーセントだから充電しないといけないな。とか考えて行動できるようになります。
以前までのOSですと、バッテリー容量が表示されなかったので気が付いたらアラームが鳴っていたりということが多々ありましたね。
視聴
Youtubeで音楽を聞きます。
自分でリッピングした音源ですとどうしても差異が生まれてしまうので、一応フェアな状態で音楽を聞きたいと思います。
再生端末はMeizu Pro 5です。
携帯電話の音量で調節することも出来ますが、レシーバーのボリュームはまた違うボリュームとして機能しております。
なので、携帯電話側でボリュームをMAXにしても、レシーバー側で更に音を大きくすることが出来ます。
細かな調節ができるので、外での利用時に安心できます。
①. Notice me feat.MACO (tofubeats)
最近流行りの音楽ジャンルを聞きたいと思います。こういう曲は、低音の強さもさることながら、高音をしっかり出さないと満足しないです。
低音は柔らかく、高音はしっかりと音を出しています。ボーカルの音は非常に柔らかい。ピアノの音がひとつひとつしっかり鳴っています。
SHURE SE215 SPE-Aでこういう音楽を聞くと低音がどんどんするので長く聞くと疲れてきますが、EP-51では疲れは一切感じません。
②. What Do You Mean? (Justin Bieber)
彼の曲もEDM調の曲です。男性ボーカルで、綺麗な歌声が特徴です。
低音は少しドンドンしておりますが、強調しているという感じはせず、低音があるのでしっかりと鳴らしているといった感じです。(表現が非常に難しい・・・。)
そしてボーカルは聞いていて心地が良いです。彼の歌声が非常に生きています。こういう歌声の曲を聞くのに最適です。
③. Linus And Lucy (Vince Guaraldi Trio)
タイトルだけでピンとくる人は少ないかもしれません。聞いてみると「あっ!」となると思います。
ジャズ調の音楽ですね。曲調が変わった時のコントラバス(チェロ?)をしっかり表現できるかが肝になります。
聞いていて非常に心地が良い。高いスピーカーで聞いているような温かみを感じます。
すべてを優しく包んでくれるような母親のような感じです。一日中聞いていたい。
④. FancyBall(FamicomUchujin)
有り余る才能を持ちながら非常に若くして亡くなった方の曲です。今も生きていれば知らない人はいないスターになっていたかもしれないと思うと非常に悲しいです。
柔らかめのドリルンベースの楽曲。こういう曲は低音が強くないと話にならないです。
低音に関してはやはり特化させられているSHURE SE215 SPE-Aの方が聞いていて気持ちが良いです。
ちょっと物足りなさを覚えました。GABBAやHARDCORE UK STYLEなどの低音ドンドンには向いていないですね。
⑤. Lobe Story (Taylor Swift)
どっちかというとボーカルで押している曲です。音楽はBGM程度ぐらいです。
ボーカルの低音、高音しっかりと優しく表現しています。いつまでも聞いていられます。
バイオリンの音も柔らかく、音楽がボーカルを主役にさせております。
まとめ
メタルやEDMの低音がきつい音楽を好んで聞く方には物足りなさを覚えるかもしれません。
ボーカルのある曲や、ピアノを主体とした曲にはピッタリで、さわやかな曲を聞いて運動する方にはピッタリです。
装着感は、私は結構変な耳の形をしていて、インナーイヤータイプが軒並みダメで、今回のインナーイヤータイプで「また満足につけられないんだろうな。」と思っておりましたが、Lサイズでピッタリハマりました。サイズが、XL、L、M、Sとありますので、しっくり来るものがあるはず。そして、しっくり来なくてもシュア掛けが出来るので絶対しっくり来るものがあります。
遮音性も高いです。が、カナル式には劣りますので、過度な信頼は禁物です。
メタルのライブで先頭にいる首振りを真似すると流石に外れそうになりますが、走る程度なら全然外れません。スポーツにピッタリというコンセプトはしっかり当てはまっております。
1,800円のBluetoothイヤホンの音質に満足できなかった方や、ちょっと高級なBluetoothイヤホン買ってみようかなという方におすすめです。
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オーディオマニアの方にもおすすめです。
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