7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5のベンチマークスコア、1コア減っても頂点レベルの性能を発揮

7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5のベンチマークスコア、1コア減っても頂点レベルの性能を発揮

注:当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

フォルダブル製品のOPPO Find N6が搭載している7コア版のSnapdragon 8 Elite Gen 5のベンチマークスコアをまとめました。8コアの通常版のSnapdragon 8 Elite Gen 5と比較してどの程度の差があるのかに加え、従来製品のSnapdragon 8 Eliteとも比較するので、問題あるのかないのかを判断していただければと思います。

 

今回の性能の比較にあたり、AnTuTu BenchmarkとGeekbenchで算出された性能を利用しています。前者のAnTuTuは開発元がiOSとAndroidの異なるOSで比較できないと声明を発表しているため、お手持ちのiPhoneで算出された性能と比較するのはお控えください。なお、後者のGeekbenchでは異なるOSでの比較が可能のため、こちらの性能は是非とも比較を行ってください。

 

7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5の主な仕様は、製造プロセスがTSMC 3nm N3P、CPUはOryonを採用し最大4.61GHzで動作するPrimeと最大3.63GHzで動作するPerformanceを2+5構成で採用、GPUは最大1200MHzで動作するAdreno 840、RAM規格はLPDDR5X、内蔵ストレージ規格はUFS 4.1、モバイルデータ通信は5Gに対応します。

 

通常版との違いはCPUのみで、超高性能なPrimeは2基で共通ですが、高性能なPerformanceが6基から5基に削減され、2+6構成から2+5構成になりました。GPUには違いがなくその他の仕様が共通しているので、このSnapdragon 8 Elite Gen 5は選別落ち品と言えます。

 

実はSnapdragon 8 Eliteにも7コア版があり、こちらもOPPOが採用しFind N5に搭載しました。そのため、OPPOはFind N5、N6と連続で最上位のSnapdragonの選別落ち品を採用する戦略をとっており、それがうまく機能している様子がうかがえます。

 

7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5のAnTuTu v11における性能は、CPU性能が1,065,968点、GPU性能は1,369,184点、MEM性能が431,958点、UX性能が849,373点で、総合性能が3,716,483点となりました。

 

通常版のSnapdragon 8 Elite Gen 5の性能を100%として比較すると、CPU性能は約93.7%、GPU性能は約99.0%を発揮することがわかりました。GPU性能は誤差ですが、CPU性能は誤差ではない差です。しかし、高水準な位置で差が10%以内に収まっている状態なので、コア数が減っていることによる差を実感するのは難しいと思います。

 

そして、通常版のSnapdragon 8 Eliteも同様に比較すると、CPU性能は約111.1%、GPU性能は約118.0%となりました。前者は1基減っていても性能が高く、後者は順当に性能向上しており、選別落ち品でも最上位の製品なので頂点レベルの性能を発揮しています。

 

Geekbench 6における7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5の性能は、シングルコア性能が3,699点、マルチコア性能が10,229点となりました。Geekbenchでは異なるOSでの比較ができると認めているので、お手持ちのiPhoneやiPadの性能と比較してみてください。

 

シングルコア性能に注目すると、最大4.61GHzで動作するPrimeを共通して採用しているので差はありません。アプリの利用を開始するとき、ウェブブラウジングの快適さなどは通常版と同じ体験が得られるでしょう。

 

マルチコア性能に注目すると、前述の通りPerformanceが5基に削減されたので当然差が発生し、通常版の性能を100%とすると約87.9%となりました。12%の差は性能向上幅に用いられる数値なので、これは看過できない数値ではあります。

 

しかし、シングルコア性能が共通しているので、3D処理をふんだんに使うアプリを高い設定で長時間継続的に起動するといった極端な利用をしないと違いを感じることはないでしょう。つまり、設定を調整すればそういったことを起こらないようにすることが可能です。

 

そして、Snapdragon 8 Eliteも同様に性能を100%として比較すると、シングルコア性能は約117.9%、マルチコア性能は約103.5%となりました。コア数が少ないのでマルチコア性能は差があまりない状況になりましたが、シングルコア性能が20%近く向上しているので、堅実に快適度が上がっているでしょう。

 

OPPO Find N6が初搭載した7コア版Snapdragon 8 Elite Gen 5の性能を見ていきましたが、総括すると「コア数削減によって確かに差はありますが、それによって体験が著しく損なわれることはない」です。頂点レベルの性能を発揮しているのは理解していただけたかと思います。

 

そのため、OPPO Find N6の性能を心配して購入に対して二の足を踏む必要はありません。むしろ欲しいと思ったのであれば、その自分の思いを尊重して購入すべきです。この高い性能に不満を持つのであれば、あなたが購入するべきものはこの製品ではなくPCです。

 

OPPO Find N6は国際市場向けの端末で技適が確認されたとの情報があり、日本市場で展開される可能性が非常に高いです。未来は不明ですが、もし日本市場で展開され、その情報によってここにたどり着いた場合、この記事が購入の後押しになれたらうれしいです。