Huaweiの「5A」表示、5G-Aや5.5Gではなく「高度な通信技術」を意味

Huaweiの「5A」表示、5G-Aや5.5Gではなく「高度な通信技術」を意味

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中国のHuaweiは2025年11月25日にHUAWEI Mate 80シリーズとMate X7シリーズを発表し、これら製品のアンテナピクトに「5A」を表示するようにしました。この5A表示の情報はまたたく間に広がり、ようやく5Gに表記を復活させたのかと注目を集めましたが、残念なことに実際は違うようです。

 

11月30日、Huaweiは「Huawei 5Aに関する質問のまとめ」を公式サイトに掲載し、5Aが「Huaweiの高度な通信技術」を意味していると明らかにしました。同社によると、この技術によってより速い接続、より速い通信速度、より低い遅延、より安定した接続を提供できるとしています。

 

さらに、同社は5Aはネットワークの規格ではなく、5A級の高品質なネットワーク体験を指しており、5Gや5G-A (5G-Advanced) / 5.5Gと同じではないとしています。つまり、5Aの表示はHuaweiが提供する高度な通信技術を利用していることを意味します。

 

Huaweiによると、5Aをサポートしている製品はHUAWEI Mate 80シリーズとMate X7シリーズで、これを利用するための追加の料金は必要なく、また、利用するための操作もなくデフォルトで対応しているとしています。なお、HUAWEI Mate 70シリーズやPura 80シリーズなど過去の製品が対応するかについては不明です。

 

現在、中国では5G-Aを商用化しており、対応した製品 (iPhoneやXiaomi、Honorなどが販売中)が5G-Aに接続するとアンテナピクトに「5GA」が表示されます。この表示が広く認知されている状況で5A表示を採用するのは誤認するおそれがあり、あまり褒められたものではありません。

 

しかし、以前のHuaweiの製品は高速なネットワークに接続したと思われる際には表示がなくなる「無G」でしたので、利用者からはこの「5A」表示は好評です。ないよりはあったほうが実感がある、そういう感じでしょうか。

 

 

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