「Snapdragon 7+ Gen 2」の命名由来が判明、「+」の意味が大幅に変更

「Snapdragon 7+ Gen 2」の命名由来が判明、「+」の意味が大幅に変更

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Qualcommが2023年3月に中国で発表したSnapdragon 7+ Gen 2の命名由来が判明していたのでみなさんと共有したいと思います。この不思議な名称のSoCが発表されてから約半年も過ぎていますが、面白いことに命名由来は発表会で解説されていました。

 

Snapdragon 7+ Gen 2の命名由来のひとつとして、同社のプロダクトマーケティングディレクターの馬暁民 (Ma Xiaomin)氏は「Snapdragon 7+ Gen 2の全体的な性能と体験はSnapdragon 7 Gen 1から大幅に向上し、これは世代間の改良であるためGen 1ではなくGen 2の名称を付与しました」と発表しました。

 

もうひとつの理由として同氏は「+はPlusを意味し、Snapdragonが3桁で命名されていたときのPlusとは異なります。以前のPlusは主な周波数の増加を意味していましたが、現在の同社における命名規則のPlusは周波数に関係なく、チップの全体的な設計やエンドユーザーの体験のより高いレベルを意味している」としました。

 

これらの解説はすべてSnapdragon 8+ Gen 1を例にするとわかりやすく、Snapdragon 8 Gen 2と比較すると高性能なCPUがCortex-X2からCortex-X3に変更されており、これは世代間の改良であることがわかります。

 

そして、「+」の意味の変更についてはSnapdragon 8+ Gen 1には通常版の最大3.19GHzで動作するモデルと最大3.00GHzで動作するモデルがあり、もし3桁時代の従来の命名方式のままであれば名称で違いがわかるようになっていたでしょう。

 

また、Snapdragon 8+ Gen 1はSnapdragon 8 Gen 1から製造工場が台湾のTSMCに変更されたため、それにともなってチップの全体的な設計が変更されているので「+」の名称が付与されました。

 

奇妙な名称のSnapdragon 7+ Gen 2を搭載した製品は、中国市場ではRedmi Note 12 Turboとrealme GT Neo5 SEが、国際市場ではPOCO F5が販売されています。

 

価格は約35,000円から約50,000円で販売されており、コスパ (費用対効果)の優れた製品として人気が高く、さまざまな人達から古き良きOnePlusが戻ってきたとの声があります。

 

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