韓国のサムスン電子が2024年1月に発表予定のGalaxy S24シリーズを3000万台生産する予定で計画を進めていると韓国メディアのETNewsが報じました。
同メディアは、9月10日に業界によると、サムスン電子は協力会社に対して最新のGalaxy S24シリーズを3000万台生産する計画を通知したようです。
Galaxy S24シリーズは、現在最新のGalaxy S23シリーズと同様に標準版のGalaxy S24と上位版のGalaxy S24+、最上位版のGalaxy S24 Ultraで構成される予定です。上位版は毎年販売不振に陥っていることから廃止される可能性があると報じられましたが、Galaxy S24シリーズでは少なくとも維持される見通しです。
生産量は合計で3000万台で、それぞれの数も明らかになっており、標準版が750万台、上位版も750万台、最上位版が倍の1500万台でGalaxy S24 Ultraが総生産量の半分を担います。
Galaxy S24 Ultraの生産量の比重が高い理由として同メディア、はサムスン電子が収益性を最大化しようとしているのではないかと考えられています。現時点で最新のGalaxy S23 Ultraも生産比重は半分を上回っていたようです。ちなみに、韓国国内での出庫価格は最上位版のGalaxy S23 Ultraと比較して標準版のGalaxy S23は38%、上位版のGalaxy S23+は18%も高いようです。
Galaxy S24シリーズの生産量の3000万台はGalaxy S23シリーズと比べて約10%も増え、その数は2700万台から2800万台としています。
同メディアによると、業界関係者は「Galaxy S24シリーズの生産量は市場によって変動する可能性はあるが、現時点では前作よりも多く生産する計画だ」と話しているようです。
このような計画に踏み切った理由は、すべての市場でSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載したGalaxy S23シリーズの好調が理由で、2023年2月に販売を開始した同シリーズは6ヶ月間で1863万台で、前作のGalaxy S22シリーズの1510万台から23%も増加しています。
しかし、Galaxy S24シリーズはすべての市場でSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載するのではなく、いくつかの国や地域ではGalaxy S24とGalaxy S24+はExynos 2400を搭載したモデルが存在すると予想されています。
ただ、Galaxy S24 Ultraに関してはすべての市場でSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載すると見られており、最上位版はどの市場でも共通のSoCを搭載する予定です。