中国のXingji Meizu Group (星紀魅族集団)が2023年8月8日、自社開発チップ事業の終了を決定したと中国メディアの財経網 (Caijing.com)が報じました。
財経網はXingji Meizu Groupの担当者に取材を行ったところ、担当者は「長期的な発展という課題に対処するため、Xingji Meizu Groupは戦略的な調整を行い、チップ事業を終了することを決定しました」と回答。
この回答によって、Xingji Meizu Groupが自社開発チップ事業の終了を正式に認めたことになります。Find Xシリーズを開発・展開を行うOPPOがチップの開発を行うZEKU事業を終了させたことは記憶に新しいですが、またチップ事業を終了する企業が増えました。
また、この担当者は「現在、当社グループでは、社内移動・転向計画を実施し、社員、特に新卒者の権利利益の保護に全力を尽くし、社内異動を求めております」と回答しています。
報道によるとXingji Meizu Groupのチップ事業はSoC開発部とメディア開発部の他に、XPU (Cross-Platform Unit)開発部が存在しており、主に車載システム用チップ、携帯電話用チップ、XRチップの研究開発を無駄なく行っていたようです。
チップ事業の終了は「世界経済の不確実性」が影響しており、以降は製品の革新的な進化とソフトウェアのユーザー体験に重点を置いていくと発表しました。