韓国のサムスン電子は2023年4月6日、アメリカ合衆国のAMDと戦略的IPライセンスの契約を延長したと発表しました。
サムスン電子は、複数世代の高性能・超低消費電力のAMD Radeonグラフィックス・ソリューションを、Exynos SoCの拡張ポートフォリオに提供するための複数年契約の延長に合意したと発表しました。
このライセンスの延長により同社は「サムスン電子は、コンソール・レベルのグラフィックス品質と最適化された消費電力をより多くのモバイル機器に提供し、驚くほど没入感のある長時間のゲーム体験を提供することになります」と発表し、さらに多くのExynos SoCに搭載する可能性を示唆しました。
現在はExynos 2200が搭載したXclipse 920のみですが、今回のライセンス契約の延長により、フラッグシップ向けだけでなくミドルレンジ向けにも採用する可能性があり、Exynos 1380やExyons 1330の後継製品での採用が期待されます。
また、複数世代と発表しているのでRDNA 2だけでなくRDNA 3、RDNA 4も採用する可能性があり、Exynos SoCの進化が約束されています。Exynos SoCの進化はサムスン電子の進化にも繋がりますので、今回の契約延長によってさらに優れた製品を開発して欲しいと思います。