Redmi Note 12 5GやiQOO Z6 Lite 5Gなどが搭載したSnapdragon 4 Gen 1の後継SoCにあたるSnapdragon 4 Gen 2に関する情報が少しだけ流れてきました。
韓国の情報通の吸血鬼王氏によると、Snapdragon 4 Gen 2はサムスン電子の4nmプロセスで製造される予定で、具体的な製造技術は4LPXとされています。従来製品のSnapdragon 4 Gen 1はTSMCの6nmプロセスで製造されたため、製造場所を移行し微細化されたプロセスを採用する予定です。
4LPXはSnapdragon 8 Gen 1で採用されたもので、このプロセスはQualcommがTSMCへ製造場所を移行するきっかけにもなったいわく付きとして知られています。また、4nmプロセスに基づくような名称を採用していますが、実態としては5nmプロセスであることも判明しており、あまり良い印象を聞かない製造プロセスです。
しかし、サムスン電子は5nmプロセスや4nmプロセスの量産が安定したと発表しているため、Snapdragon 8 Gen 1の4LPXとSnapdragon 4 Gen 2の4LPXは同じではない可能性があります。また、求める性能も大きく異なるので、記憶に新しい過度の発熱やスロットリングが発生する可能性も低くなります。
さらに、歩留まりに関しても情報が公開されており、Snapdragon 8 Gen 1を生産した当初は35%程度と知られていますが、量産が安定した現時点では80%以上になるのではないかと予想されています。
CPUやGPUのスペックは不明で、いつ頃に発表されるのかも不明です。サムスン電子の4nmプロセスを採用すると判明したのでテック界隈では心配の声が聞かれますが、サムスン電子が量産の安定化を発表しているので、われわれはそれを信じて優れた製品になることを祈りましょう。