台湾のTSMCは2021年10月26日、新しいプロセス技術としてN4P(4nm+)を発表しました。
N4PはN5(5nm)の拡張版で、N5と比較して性能は11%向上、N4(4nm)と比較して6%向上しています。また、N5よりも電力効率が22%向上、トランジスタ密度が6%向上します。
今回の発表により、TSMCはN5とN4、N4P、N3の選択肢を提供することが出来ます。同企業はN4Pを2022年H2(6月-12月)に最初の製造を開始すると明らかにしており、初採用企業は不明なものの、AppleがiPhone 14シリーズ向けのA16 Bionicで採用すると噂されています。