Meizu(魅族科技)製USB Type-C to 3.5mm変換アダプターの魅族 HiFi 解碼耳放(Meizu HiFi DAC Headphone Amplifier)を購入し使用したので感想を記します。
製品名 | 魅族 HiFi 解碼耳放
Meizu HiFi DAC Headphone Amplifier |
Audio Chip | Cirrus Logic CS43131 |
SNR | > 120dB |
DNR | > 120dB |
THD+N | < 0.0003% |
再生周波数帯域 | 20Hz - 40kHz |
インピーダンス | 16Ω - 600Ω |
最大出力 | 30mW/32Ω
6.7mW/600Ω |
PCM | 32bit/384kHz |
DSD | DSD64/DSD128 |
対応OS | Android/macOS/Windows |
価格 | 169元 |
Meizu HiFi DAC Headphone Amplifierのスペックは上の通りで、独立したオーディオチップとしてCirrus Logic製CS43131を搭載しています。これによりDSD64とDSD128に対応し、より高音質な音源の再生が可能になっています。
対応OSにiOSやiPadOSがありませんが、iOSの場合はLightning to USB Type-Cを利用すると対応、iPadOSの場合はLightning端子の場合はiOSと同じ方法で、USB Type-Cポートを備えている場合はそのまま利用できます。
箱はこぢんまりと。左上にMeizuロゴ、真ん中に製品の姿、下は魅族 HiFi 解碼耳放とMeizu HiFi DAC Headphone Amplifierが記されています。
内容物はMeizu HiFi DAC Headphone Amplifierと説明書兼保証書。説明書は中国語と英語で記されています。
箱に描かれていたほうを表とすると、円形で透明な部分があり、中身が透けて見えるようになっています。少しおしゃれで、こういったデザインは意外と斬新です。
個人的にはこちらが表と思っていましたが裏の可能性が高い部分は、MeizuロゴとHiFi Audioが刻印されています。この部分にオーディオチップの種類を記載した製品もありますが、この程度の謙虚さでいいと思います。
アナログ型の一加 Type-C 転 3.5mm 耳机転接線(OnePlus Type-C to 3.5mm Adapter)と並べてみると、USB Type-C側がオーディオチップを搭載しているからか少しだけ大きくなっています。(OnePlus製品は時々使用しているので劣化が見えますね・・・。)
USB Type-Cポートを備えたWindows PCに挿入したら、製品名と同じMeizu HiFi DAC Headphone Amplifierと認識。低価格な製品は違った名称で認識される場合があるため、この製品は細部まで調整を行っていることがわかります。
OnePlus Type-C to 3.5mm Adapterでサカナクション「忘れられないの」を視聴した後、同じ楽曲をMeizu HiFi DAC Headphone Amplifierで視聴すると、音の広がりを感じました。
こういった製品は低音を強くする傾向がありますが、それらの製品とは異なって全く強調しないので「あれ?」と驚きを覚えました。楽器は丁寧に奏で、ボーカルも聞きやすく調整しており、「音楽のクオリティを向上」がしっくり来る表現です。長時間利用しても疲れることはなく、自然な音楽を奏でています。
欠点としては熱を持つ点です。最近、この製品を含めてオーディオチップ搭載変換アダプターを3製品購入しましたが全て共通して熱を持つため、高音質の体験とのトレードオフなのでしょう。持てないほど熱くなることはありませんが、かばんの中に入れて使用し続けるのはおすすめできません。
Meizu HiFi DAC Headphone Amplifierは生産終了しているので、現在販売されているのはMeizuが生産を続けていると勘違いしているか、在庫があるかの2択です。日本市場では販売されていない製品ですので、AliExpressなどで購入する場合は在庫があるかしっかりと確認しましょう。