イヤホンジャックが廃止されたOnePlus 6Tの付属品として発表されたOnePlus Type-C to 3.5mm Adapter(一加 Type-C 転 3.5mm 耳机転接線)をAliExpressで注文し、無事配達されたので簡単に視聴テストを行います。今回のレビューはある製品と比べて高い音が出にくくなったとか、中音域がきれいになるとか、低音がきついとかそういう内容のものではなく、ただ単に視聴してみるだけとなりますのでご了承願います。
HANPEN-BLOGによりますと、Type-C to 3.5mm Adapterにはアナログ型とDAC内蔵型の2種類があるよう(参考記事)で、アナログ型である場合は一部のスマートフォンやタブレットでは音が出ない可能性がありますが、DAC内蔵型は基本的にすべてのスマートフォンやタブレットで視聴できるようです。今回購入したOnePlus Type-C to 3.5mm Adapterには公式サイトをみてもアナログ型なのかDAC内蔵型なのか記載がないため、テストを行うために購入した次第です。
開箱の様子です。私が注文をしたAliExpressの店舗は包装箱があるタイプとないタイプを選ぶことが可能で当然箱がないほうが安いですが、蘇寧(Suning)にて開店しているOnePlusの公式店舗(一加手机蘇寧自営旗艦店)では包装箱があるタイプが販売されているため、少し高くなりますが包装箱のある方を購入しました。
蘇寧(Suning)での購入者レビューに公開されている画像と比較してこの箱は本物だと断定する要素はないですが、逆に偽物であると断定する要素もありませんでした。そのため、本物である可能性が高いと考えています。型番はTC01Wと記載されています。
中身は非常に簡素で本体が入っているのみ。説明書や保証書など何も入っていません。
長さは約10cm、重さは3gとなっています。
視聴テストを行います。使用する機器はMeizu 16s(Flyme 8.20.4.28 beta)、Meizu 16th(Flyme 7.3.0.0G)、Xiaomi Mi MIX 2S(MIUI Global 11.0.4 QDGMIXM)、Meizu PRO 5 Ubuntu Edition、Dell Inspiron 13 7000(7391)(Windows 10 Home Ver.1909)の5機種です。
Meizu 16sに差し込んだところ「Accessory not support(このアクセサリーはサポートしていません。)」と表示され下部には「Use degital adapters or headphones for high-quality audio experience.(高品質なオーディオ体験のために、デジタルアダプタやヘッドフォンを使用してください。)」と記載され、Meizu 16sはこのアダプターをアダプターとして認識しませんでした。そのため、音楽を流しても本体スピーカーから音楽が流れました。そして、Meizu 16thに差し込んでも無反応(Meizu 16sの様な表示は出ず、表示は何も挿入されていない状態)で、更にMeizu PRO 5 Ubuntu EditionとDell Inspiron 13 7000(7391)でも認識せず、音楽を流すと本体スピーカーから流れました。
一方でXiaomi Mi MIX 2Sでは認識し、音楽を流すと正常に効くことが出来ました。“定位 テスト音源(kuma goro氏投稿)”の動画ではステレオ再生に対応していることも確認できました。一応簡単なレビューとして極端に音質が落ちるということはなく、普通と言えるでしょう。
被験体が5機種かつその中でMeizuが3機種なのでサンプル数は少ないですが、今回購入したOnePlus Type-C to 3.5mm Adapterは音がならない場合があったためアナログ型の可能性が高いです。そして今回のテストによってMeizu 16sやMeizu 16thはアナログ出力に対応していない製品ということになり、一方でこのあたりは経費を削減していそうなXiaomi Mi MIX 2Sがアナログ出力に対応した製品となり、更にOnePlus 6T以降の製品もアナログ出力に対応した製品となります。ちなみにこのアナログ出力の対応は必須ではないようなので、非対応なMeizuが悪いというわけではありません。