あらゆる“穴”を排除した世界初の“Holeless Phone”として名を轟かせたMeizu Zeroの本体デザインと、充電ドックのデザインの特許を取得していることが中国特許庁(SIPO)によって明らかとなりました。
Meizu Zeroの特許申請日が2019年1月23日、認可発表日が2019年10月15日、認可番号がCN305385372S。充電ドックの特許申請日が2019年1月23日、認可発表日が2019年9月20日、認可番号がCN305355929Sです。
“Holeless Phone”の名の通りUSBポートやイヤホンジャックが排除されており、正面はカメラとディスプレイのみ、背面はカメラとLEDフラッシュのみとなっています。新たなスマートフォンとしてフォルダブルスマートフォンが誕生していますが、“スマートフォン”が正当進化した場合はこの“Holeless Phone”デザインになるのではないでしょうか。
Meizu ZeroにはUSBポートがありませんので、この専用の充電ドックを用いて充電を行います。ワイヤレス充電は当時10Wや15Wが主流でしたが、Meizuはその先を行くSuper wireless mCharge技術を用いて18Wでの充電を可能に。充電ドックの規格上は20V/1.2Aの24Wに対応していましたが、ソフトウェア処理を用いて18Wに制限しています。理由はCEOの黄章(Jack Wong)氏が公開しており、「24Wで充電してもバッテリーに届くのは18Wになるので18Wに抑えて充電を最適化している」ということです。
Meizu Zeroはクラウドファンディングを用いて商品化を目指しましたが、eSIM限定、意欲的すぎる製品、Meizuの知名度が悪い方向に重なり、現在は即日発送の2,999米ドル(約325,700円)を出資したForbes編集者のBen Sin氏のみが所有しています。