中国政府の情報通信分野の主管庁である工業情報化部の直属組織の中国信息通信研究院(CAICT)が中国における2018年12月と2018年通年の携帯電話の総出荷台数の調査結果を微博に掲載しました。
2018年12月に出荷された携帯電話は3567.4万台で前年比16.3%減で、2018年1-12月の出荷台数は4.14億台で前年比15.6%減となっています。
2018年12月における4G対応携帯電話の出荷台数は3363.9万台の前年比16.8%減で、12月に出荷された94.3%に当てはまります。新機種は42種類で、2G対応携帯電話は5種類、4G対応携帯電話は37種類です。
2018年1月-12月の4G対応携帯電話の出荷台数は3.91億台の前年比15.3%減です。新機種は764種類で、2G対応携帯電話は171種類、3G対応携帯電話は3種類、4G対応携帯電話は590種類です。
2018年12月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は3218.3万台の前年比9.6%減で、12月に出荷された90.2%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は38種類で前年比54.2%減です。
2018年1月-12月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は3.71億台の前年比14.9%減で、1月-12月に出荷された89.5%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は695種類で前年比29.4%減です。
2018年に出荷されたスマートフォンの総数は3.90億台の前年比15.5%で、その中でAndroid OSを搭載しているものは89.3%を占めています。
2018年通年ではスマートフォンの新機種は587機種の前年比26.5%で、その中でAndroid OSを搭載しているものは569機種です。
2018年1月の出荷台数は3906.4万台(前年比16.6%減)、2月の出荷台数は1812.2万台(前年比38.7%減)、3月の出荷台数は3018.5万台(前年比27.9%減)、4月の出荷台数は3425.1万台(前年比16.7%減)、5月の出荷台数は3783.6万台(前年比1.2%増)、6月の出荷台数は3661.0万台(前年比12.4%減)、7月の出荷台数は3697.5万台(前年比14.1%減)、8月の出荷台数は3259.5万台(前年比20.9%減)、9月の出荷台数は3902.2万台(前年比11.7%減)、10月の出荷台数は3853.3万台(前年比0.9%増)、11月の出荷台数は3537.0万台(前年比18.2%減)、12月の出荷台数は3567.4万台(前年比16.2%減)となっています。
2018年通年の中国市場における総出荷台数は4.14億台となり、前年比15.6%減という厳しい結果が出ています。昨今の中国企業では国際市場に力を入れているところが多く、特に競争が激しいのはインド市場です。XiaomiがSAMSUNGの牙城を崩しつつあり、2019年はどんなシェアになっているでしょうか。