中国政府の情報通信分野の主管庁である工業情報化部の直属組織の中国信息通信研究院(CAICT)が中国における2018年6月の携帯電話の総出荷台数の調査結果を微博に掲載しました。
2018年5月の調査結果は以下の記事をご覧ください。
2018年6月に出荷された携帯電話は3661.0万台で前年比12.4%減となっています。5月の出荷台数が3783.6万台の前年比1.2%増で6月も出荷台数が増えるのではないかと考えられていましたが、現実は甘くないようです。
2018年1-6月の出荷台数は1.96億台で前年比17.8%減となっています。
2018年6月における4G対応携帯電話の出荷台数は3510.1万台の前年比11.4%減で、6月に出荷された95.9%に当てはまります。新機種は74種類で、2G対応携帯電話は15種類、4G対応携帯電話は59種類です。
2018年1月-6月の4G対応携帯電話の出荷台数は1.86億台の前年比17.9%減で、1月-6月に出荷された94.0%に当てはまります。新機種は397種類で、2G対応携帯電話は84種類、3G対応携帯電話は2種類、4G対応携帯電話は311種類です。
2018年6月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は3407.9万台の前年比10.5%減で、6月に出荷された93.1%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は70種類で前年比23.1%減です。
2018年1月-6月における中国メーカーの携帯電話の出荷台数は1.76億台の前年比18.6%減で、1月-6月に出荷された89.6%が中国メーカーの携帯電話となっています。新機種は367種類で前年比31.3%減です。
2018年1月の出荷台数は3906.4万台(前年比16.6%減)、2月の出荷台数は1812.2万台(前年比38.7%減)、3月の出荷台数は3018.5万台(前年比27.9%減)、4月の出荷台数は3425.1万台(前年比16.7%減)、5月の出荷台数は3783.6万台(前年比1.2%増)、6月の出荷台数は3661.0万台(前年比12.4%減)となっています。このまま続けば2018年の総出荷台数は2017年を下回ることになります。HUAWEIは2018年に中国市場と国際市場で2億台を出荷するという目標を掲げていますが、中国信息通信研究院(CAICT)が算出したデータから考えると少し厳しいのではないかと思います。
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