ディスプレイに指紋認証センサーを埋め込んだ場合の筐体デザインの特許をSIPO(中華人民共和国国家知識産権局)に出願し、申請が受理されたことが判明しました。今の所製品化しているのはvivoのみです。
申請番号は201730106257X、承認通知番号はCN304541868Sです。
MEIZUのデザインに関する特許は1つだけの場合は少なく、Meizu PRO 7の時は4つほど特許を取得しています。ですので、今回取得したデザインが必ずMEIZUの製品版に採用されるということにはなりません。
今回取得した特許は18:9のアスペクト比の縦長ディスプレイの下側に指紋のアイコンが書かれています。既に発表している18:9のアスペクト比の縦長ディスプレイを採用した魅藍S6(Meizu M6s)は筐体右側に指紋認証がありますが、この特許のデザインにはその様なセンサーはなく、ディスプレイに部分に指紋のアイコンがありますのでディスプレイに指紋認証が埋め込まれているのではないかと考えています。
側面指紋認証センサーを採用しているMeizu M6sのボリュームボタンは指紋認証センサーとの兼ね合いで筐体左側に位置していますが、この特許のデザインでは指紋認証センサーがディスプレイに埋め込まれていることによってボリュームボタンが右側に配置され、電源ボタンと同じ位置にあります。MEIZUは代々この電源ボタンとボリュームボタンが同じ右側面に配置するデザインを採用していましたので、指紋認証センサーがディスプレイに埋め込まれると元のデザインに戻す方針が伺えます。
イヤホンジャックは上部に配置され、昨今のスマートフォン界隈ではイヤホンジャックを無くす流れがきていますが、MEIZUは自社でイヤホンの販売を行っているので無くすことは出来ないでしょう。Apple iPhoneが先だってイヤホンジャックを無くしましたが今でも有線で聞く人口は減っていませんので、イヤホンジャックは有無は重要度が高いです。
下部にはUSB Type-Cポートが拝見でき、このデザインを採用するスマートフォンはフラッグシップモデルになりそうです。
指紋認証センサーはMWC2018で展示されたvivo APEXの様にディスプレイの殆どを占める設計ではなく下部の一部で認証が行えるデザインになっています。ただ、今回の特許が明らかになったことでMEIZUも画面占有率を高めようと努力していることがわかります。
vivo X20Plus 屏幕指紋版は一定の評価を得ていますので、もしMEIZUからも販売されるとなると注目を大いに集めるでしょう.
Source