2014年に発表されたMediaTek MT6595を搭載したMeizu MX4が発売から3年5ヶ月もアップデートされていることが判明しました。
MEIZUのスマートフォンとしては最長記録となります。
Meizu MX4はMEIZUの代表するMXシリーズのスマートフォンとして2014年9月にリリースされ、MEIZUのスマートフォン史上初めてMediaTek製SoCが搭載されたモデルです。
発表当初は「何故SAMSUNG製SoCではないのか」、「後に上位モデルが発表されるのでは?」という議論が繰り広げられ、結果としてSAMSUNG Exynos 5430を搭載したMeizu MX4 Proが発表されたので2014年は「今まで1年に1つのスマートフォン」というサイクルが変更された大きな年になりました。
更にMeizu MX4はMEIZUとして初めて4G LTEに対応したスマートフォンで、リーク時にはMeizu MX4Gという名前になるのではないかと予想されたほど4G LTE対応に期待されました。
実は、2013年にSAMSUNG Exynos 5410を搭載したMeizu MX3がリリースされ、このSoCはSAMSUNG Galaxy S4と同じものなので、4G LTEに対応させようとすれば可能であったのに非対応になったことから筐体の完成度は高いのに中身で妥協点があるため購入が控えられた残念なスマートフォンがあったので、Meizu MX4の発表会は大いに盛り上がりました。
Meizu MX4の販売時のAndroid OSはAndroid 4.4.2 KitKatで、2018年1月現在はAndroid 5.1 Lollipopとなっています。
アップデートがサポートされているのはOSではなく、カスタムUIのFlyme OSの事で、こちらが3年5ヶ月もアップデートが続いています。
中国版では2017年9月以降はアップデートの一時停止措置が行われており、何か重大なバグやアップデートすべき機能が出てきた時にファームウェアがリリースされる状態ですが、グローバル版では2018年1月5日に最新のアップデートが行われていますので、まだアップデートされる状態のスマートフォンとなっています。
2017年末頃にFlyme OSの革新的機能として“安全家庭”というのがリリースされ、家族がどこにいるのか、家族の携帯に誰から電話がかかってきたのかという家族の安全を守る機能があり、アップデートの一時停止措置を受けているスマートフォンにもその機能の搭載をメインとしたアップデートが行われ始めているので、Meizu MX4にも直にアップデートが来るでしょう。
そうなると中国版とグローバル版ともに3年5ヶ月もアップデートが続いていることになります。
発表時のMeizu MX4のスペックは、Android 4.4.2 KitKatをベースとしたFlyme 4.0、5.36インチFHD+(1920 x 1152)ディスプレイ、SoCはMediaTek MT6595、GPUはPowerVR G6200、リアカメラが2070万画素、フロントカメラが500万画素、RAM 2GB(LPDDR3) + 内蔵ストレージ 16GB / 32GB / 64GBの3モデル展開、バッテリーの容量が3100mAhです。
実は今は開発が中止になったUbuntu Touchを搭載した限定版のMeizu MX4 Ubuntu Editionがリリースされた珍しいスマートフォンで、今でも時々eBayなどで取引されています。