京東による創業記念セールの「京東618(6月1日 ~ 18日まで行われる長いセール)」に対抗して行われた天猫618でのスマートフォン部門の集計結果が公表されました。
販売台数が一番多かったのはXiaomi、一番売れたスマートフォンはXiaomi Redmi Note 4Xでした。
売上金額(メーカー)
1位はApple、2位はXiaomi、3位はhonor、4位はHuawei、5位はOPPO、6位はvivo、7位はMeizu、8位はSAMSUNG、9位はMeitu、10位がSmartisanという結果になりました。
Appleには低価格モデルがありませんので、1台売るとXiaomiの5~7台分の売上が生じるため、順当なランキングとなっているでしょう。
中国では苦戦を強いられているSAMSUNGが8位にランクインするという健闘で、この中国市場を制すると世界市場を制したも同義ですので最近ではCDMA2000に対応したプロセッサーを開発中という噂も流れており、本格的に中国市場を捉えようとしています。
このランキングでは珍しくMeituというメーカーがランクインし、こちらは自撮りに特化した女性向けのスマートフォンを製造しており、最近ではセーラームーンやハローキティとコラボしたモデルも販売するなど、一点狙いの販売をしています。
販売台数(メーカー)
1位はXiaomi、2位はhonor、3位はApple、4位はHuawei、5位はMeizu、6位はOPPO、7位はvivo、8位はZTE、9位はSAMSUNG、10位はMeituという結果になりました。
金額のランキングよりも順位を上げている所は低価格モデルが売れているということになり、やはりXiaomiは低価格モデルの売上が多く、金額では2位でしたが販売台数では1位となりました。
金額のランキングでは圏外だったZTEがランクインし、こちらも低価格モデルの売上が好調のようです。
売上金額(スマートフォン本体)
1位はiPhone 7 Plus、2位はXiaomi Mi 6、3位はiPhone 7、4位はiPhone 6s Plus、5位はhonor V9、6位はXiaomi Redmi Note 4X、7位はhonor 9、8位はOPPO R11、9位はhonor 8 lite、10位はiPhone 6という結果になりました。
Appleが4機種、Xiaomiが2機種、honorが3機種、OPPOが1機種となっています。
セールなので奮発して高価格帯のスマートフォンを購入するのか、iPhoneやhonor 9/V9、OPPO R11が上位に入っています。
Xiaomi Redmi Note 4Xは7台売らないとAppleのiPhone 7 Plusの1台にならないので、この売上金額ランキングに低価格帯のXiaomi Redmi Note 4X、honor 8 liteが入っていることを考えるとこの2機種は凄まじい数の販売台数でしょう。
販売台数(スマートフォン本体)
1位はXiaomi Redmi Note 4X、2位はXiaomi Redmi 4X、3位はXiaomi Redmi 4A、4位はhonor 8 lite、5位はiPhone 7 Plus、6位はhonor Enjoy 6X、7位はXiaomi Mi 6、8位はhonor V9、9位はhonor 9、10位はiPhone 6s Plusという結果になりました。
Xiaomiが4機種、honorが4機種、Appleが2機種となっています。
3000元の高価格帯を抑えて更に高価格の6500元のiPhone 7 Plusが5位にランクインしており、途轍もない売上が出たのが容易に想像できます。
販売台数(0 ~ 1000元未満)
1位はXiaomi Redmi 4X、2位はXiaomi Redmi 4A、3位はMeizu M5 Note、4位がMeizu M5s、5位がMeizu M5(mini)、6位はhonor Enjoy 5A、7位はHuawei Enjoy 6、8位はnohor Enjoy 5、9位はXiaomi Redmi 4、10位はhonor Enjoy 6Aという結果になりました。
Xiaomiが3機種、Meizuが3機種、honorが3機種、Huaweiが1機種となっています。
Meizuの2016年末に発表したMeizu M5シリーズが全てランクイン、honorとHuaweiはEnjoyシリーズがランクインしています。
販売台数(1000 ~ 1500元未満)
1位はXiaomi Redmi Note 4X、2位はhonor 8 lite、3位はhonor Enjoy 6X、4位はHuawei Enjoy 7 Plus、5位がMeizu M2 E、6位がvivo Y66、7位はXiaomi Mi 5c、8位はHuawei Enjoy 6S、9位はMeizu M3E(Meizu M1 E)、10位はvivo Y55Aという結果になりました。
Xiaomiが2機種、honorが2機種、Huaweiが2機種、Meizuが2機種、vivoが2機種となっています。
4月26日に発表されたMediaTek Helio P20(MT6757)を搭載したMeizu M2 Eが5位にランクインし、まだまだ人気に陰りがないことをアピールできていると思います。
Xiaomi独自プロセッサー“Surge S1”を搭載したXiaomi Mi 5cがランクインし、このセールで100元値下げされたことによって独自プロセッサーを試してみたいと思った方が多くいるのでしょう。
販売台数(1500 ~ 2000元未満)
1位はXiaomi Mi Max 2、2位はhonor 8、3位はOPPO A57、4位はXiaomi Mi 5s、5位はSmartisan Pro、6位がvivo Y67、7位はHuawei nova lite、8位はApple iPhone 5s、9位はnubia z17 mini、10位はOPPO A59sという結果になりました。
Xiaomiが2機種、honorが1機種、OPPOが2機種、Smartisanが1機種、vivoが1機種、Huaweiが1機種、Appleが1機種、nubiaが1機種となっています。
スペックダウンが懸念されたXiaomi Mi Max 2が1位を飾り、iOS 11のサポートが確定した3年前のモデルとなるiPhone 5sが8位にランクインしています。
販売台数(2000 ~ 3000元未満)
1位はXiaomi Mi 6、2位はhonor V9、3位はhonor 9、4位はOPPO R11、5位はApple iPhone 6、6位はvivo X9、7位はOPPO R9s、8位はhonor NOTE 8、9位はXiaomi Mi 5s Plus、10位はMeitu M8という結果になりました。
Xiaomiが2機種、honorが3機種、OPPOが2機種、Appleが1機種、vivoが1機種、Meituが1機種となっています。
Snapdragon 835を搭載したXiaomi Mi 6が1位、Snapdragon 660を搭載したOPPO R11が4位、2016年出荷量1位のOPPO R9sが7位とにランクインしています。
ジリジリと売上が伸びているため度々新色が追加されるvivo X9が6位にランクインしており、周りに持っている人がいるということから情報の共有がし易いので売れていると評しているメディアもいます。
販売台数(3000元以上)
1位はApple Iphone 7 Plus、2位はApple iPhone 6s Plus、3位はApple iPhone 7、4位はHuawei Mate 9、5位はHuawei P10、6位はHuawei P10 Plus、7位はvivo X9Plus、8位はMeitu T8、9位はXiaomi Mi MIX、10位はSAMSUNG Galaxy S8+という結果になりました。
Appleが3機種、Huaweiが3機種、vivoが1機種、Meituが1機種、Xiaomiが1機種、SAMSUNGが1機種となっています。
3000元以上の括りになっていますが、iPhone 7 Plusが約6500元、iPhone 7が約5000元、iPhone 6s Plusが約5000元ということを考えるとこのランキングは完全にAppleの独壇場で別次元となっています。
HuaweiはMate 9、P10/P10 Plusと主力3機種がしっかりとランクインしており、2017年も着実に成長を続けていくでしょう。
元画像
Source