UNISOCがT770よりも高性能なums9620を開発中、潜在能力はSnapdragon 768G 5Gと同程度

UNISOCがT770よりも高性能なums9620を開発中、潜在能力はSnapdragon 768G 5Gと同程度

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中国のUNISOCは2021年4月に開催したカンファレンスで新5Gブランド「Tanggula」を発表し、本格的に5G市場への参入を図っていますが、既に発表済みのUNISOC T770よりも高性能なums9620を開発中とGeekbenchから明らかになりました。

 

ums9620はGeekbenh 5で計測され、主なスペックはAndroid 11、RAM 3GBで、シングルコア性能が443点でマルチコア性能が1,746点です。競合他社製品のSnapdragon 750G 5Gが659点と1,967点、Snapdragon 480 5Gが522点と1,749点なので、試作製品故かわかりませんが現在のums9620は5G市場では特別高い性能を有しているわけではありません。

 

開発者コードを利用して詳しく見ると、CPUは1x2.70GHz+3x2.30GHz+4x2.18GHz、GPUはMali-G57と判明しました。識別子に3339の表記があるのでA76+A76+A55構成を採用し、厳密に言えば同じではありませんが潜在能力はSnapdragon 768G 5Gと同程度の性能を有しており、UNISOC史上最高性能になる可能性があります。

 

UNISOCは現在最高性能を誇る製品としてUNISOC T770を発表していますが、今回形を表したums9620は更に上を行き、今現在Tanggulaにおいて末尾に0以外の製品がないのでUNISOC T780と発表される可能性があります。

 

 

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