Xiaomi Mi 9/Mi 9 Explorer EditionでもBlackShark 2同様にGPUのオーバークロックが可能に

Xiaomi Mi 9/Mi 9 Explorer EditionでもBlackShark 2同様にGPUのオーバークロックが可能に

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現状ゲーミングスマートフォンとして発表されたBlackShark 2のみが可能になっていたGPUのオーバークロックがXiaomi Mi 9/Mi 9 Explorer Edition(Mi 9 Transparent Edition)でも可能になっていることがわかりました。

 

Qualcomm Snapdragon 855に搭載されているGPUのAdreno 640は585MHzが最大値として設定されていますが、BlackShark 2ではそれを上回る810MHzが設定されていました。ただ、その設定値も特定モードの環境下でしか動作しないので、バッテリーが爆速に減っていくということはありませんでした。簡単に説明すると特定のアプリのみを設定する機能なので、PUBGやフォートナイトでは810MHz、AnTuTuベンチマークでは585MHzで動作させることが出来ます。

今回オーバークロックが可能になったXiaomi Mi 9は特殊コマンド入力することでGPUのオーバークロックが可能になります。数値はBlackShark 2と同じ810MHzですが、BlackShark 2と異なりXiaomi Mi 9の場合は設定を変更しない限り810MHzで動作を続けますので、バッテリーの減少は幾分か早くなります。

 

対応しているバージョンはMIUI10 9.4.18(中国版/Developer Edition)、コマンドはダイアル画面で「*#*#8106#*#*」を入力するとGPU超頻実験模式(GPUオーバークロックテストモード)を設定するモードが出てきます。右側にある「打開」をタップすると810MHzで動作するようになります。どの程度変わったかがわかりやすいのはAnTuTuベンチマークや3DMarkなので、設定をONにしたら計測してみることをおすすめします。

 

このモードをオンにした場合のスコアがいくつか流れていましたので、AnTuTuが算出した2019年3月現在のXiaomi Mi 9におけるAnTuTuベンチマークスコアと簡単に比較してみたいと思います。

やはりGPU性能に大きな差が生まれており、24%程度性能が向上しています。別プラットフォームとなりますがiPhone XSやXS Maxに搭載されているApple A12 Bionicは約15万点弱なのでオーバークロックしなくとも標準状態で性能は上回っていますが、iPad Proに搭載されているA12X Bionicは30万点を超えていますのでタブレット並の性能は持っていません。「スマートフォン」の話であれば最高レベルの性能を誇っています。

 

 

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