MeizuがHelio P20(MT6757)を搭載したスマートフォンを発表できない理由

万年P10と揶揄されているMeizu。

その蔑称を捨てるには、Helio P10の後継SoCとなっているHelio P20のスマートフォンを発表すればいいではないかと考えるのが普通ですが、発表できない理由があります。

ミッドレンジモデルの価格がフラッグシップモデルの価格に近くなってしまうからです。

 

モデル Helio X20  Helio X25 Helio P20
プロセス 20nm 20nm 16nm
RAM 2 x LPDDR3 (4GB) 2 x LPDDR3(4GB) 2 x LPDDR4 (6GB)
GPU Mali-T880 MP4 780MHz Mali-T880 MP4 850MHz Mali-T880 MP2 900MHz
ディスプレイ WQXGA & FHD WQXGA & FHD FHD

 

Meizu PRO 6 / 6sに搭載されているSoCはHelio X25(MT6797T)、Meizu MX6に搭載されているSoCはHelio X20(MT6797)となっています。

Helio X25はプロセスが20nm、RAMにはLPDDR3(4GBまでサポート)、GPUにMali-T880 MP4(850MHz)となっており、Helio X20はGPUがMali-T880 MP4(780MHz)となっています。

更に、Helio X25はDSSS、Helio X20はDSDSをサポートしています。

 

一方で、Helio P20はプロセスが16nm、RAMにはLPDDR4(6GBまでサポート)、Mali-T880 MP2(900MHz)となっています。

MeizuにはMシリーズ、MXシリーズ、PROシリーズという3つのシリーズでスマートフォンを販売しており、Mシリーズスマートフォンは中スペック低価格を販売しているので、Helio P20の様な上質なSoCを搭載すると中スペック中価格になってしまい、高スペック中価格のMXシリーズとの競争が起こってしまいます。

 

つまり、Helio P20を搭載したスマートフォンを販売するには、Helio P20が低価格で販売できる価格にならないといけません。

現状でHelio P20を搭載して販売しようとすると1000元をゆうに超えてしまい、1000元未満で良質なスマートフォンが使用できるMシリーズスマートフォンの立ち位置を破壊してしまいかねないのです。

こういう時にQualcommとの問題がなければ柔軟に搭載することが可能ですが、プライドがあるのか一切和解する気配がありませんので、旬の過ぎたHelio P10を採用し続けるしか無いのです。

 

 

参考