未発表SoCのQualcomm“Lagoon”は高リフレッシュレート非対応の可能性、Snapdragon 6 SeriesとSnapdragon 7 Seriesを差別化か

未発表SoCのQualcomm“Lagoon”は高リフレッシュレート非対応の可能性、Snapdragon 6 SeriesとSnapdragon 7 Seriesを差別化か

Processor/Platform

5G通信対応プラットフォームとして開発中のコードネーム“Lagoon”はポート番号SM6350を持っているためSnapdragon 6 Seriesに属する予定です。代表的なSnapdragon 6 Series製品としてSnapdragon 665がSM6125を、Snapdragon 662がSM6115のポート番号を持っています。

今回、この“Lagoon”が90Hzや120Hzの高いリフレッシュレートに非対応の可能性がLG Velvet(LM-G900N)のKernel Sourceから考えられる状態となっています。

 

“Lagoon”の名前で開発されているプラットフォームは、Visionox(維信諾)製AMOLEDディスプレイのrm69299を搭載したスマートフォンで開発が進められており、バッテリーは3300mAhのAmperex Technology Limited(ATL)製ATL466271を搭載しています。そしてLG VelvetのKernel Source内にはrm69299のデータが記載されたファイルが配置されており、それを見てみると解像度はFHD+(2248×1080)で、リフレッシュレートが60Hzに設定されています。そのため、“Lagoon”は高いリフレッシュレートに対応していない可能性があると考えています。

 

ただ、Qualcomm Snapdragon 865 5Gは90Hzや120Hz、144Hzの高いリフレッシュレートに対応していますが、リファレンスモデルでは60HzのWQHD+(2880×1440)ディスプレイを搭載していた過去がありますので、“可能性がある”とふんわりした表現にしています。

 

今現在、Snapdragon 6 Sereisで90Hz以上の高いリフレッシュレートに対応したプラットフォームは存在していない一方で、Snapdragon 7 SeriesではFHD+環境で120Hzに対応したプラットフォームのSnapdragon 768G 5Gが発表されていますので、この対応と非対応はSnapdragon 6 SeriesとSnapdragon 7 Seriesの差別化の可能性も考えられます。昨今のスマートフォンは90Hzの高リフレッシュレート採用スマートフォンが当然のように発表されており、60Hzのリフレッシュレートを搭載した機種はその部分が欠点として挙げられるほどになっています。そんな中で5G通信に対応していながら高リフレッシュレートに非対応のスマートフォンは果たして市場にとって必要なのか、というのは少し疑問符が浮かびます。もう少し長い目で見ていく必要がありそうです。